お筝、はじめました
突然ですが、お筝始めました(突然だなぁ)。
うちは、何を隠そう実家が3代続いてきた呉服屋なのです。祖母の代の時に、呉服屋で文化教室を開いてて、僕のマッマやお友達らは軒並みお筝弾けるんです。
そのお友達の中の一人はお筝の先生で在られる。大学の春休みの帰省の折に、和楽器が弾けるようになりたい(そして持て囃されたい)という僕のささやかなお願いを聴いてもらったというわけよ。
ということで最近は専らお筝が楽しいお年頃なんですね。
「こと」って、「筝」と「琴」って漢字があるのですが、僕がやってるのは一般的な「箏」の方です。
ギターをイメージすると分かりやすいですが、弦楽器って弦を押さえて振動する部分の長さを変化させることで、音の高さを変えていますよね。
「箏」は、筝柱(ことじ)という象牙などでできた柱で下から弦を張り上げて、弦の長さを調節します。こんなふうに。
…すみません。ちゃんと筝柱が写ってる写真がこれしか無かった…(;´༎ຶٹ༎ຶ`)
これはお筝に腕枕してイチャイチャしている姿をsnowで編集した僕です。筝柱だけ見てください。
一方、「琴」の方はこうした筝柱がなく、昔の王族の間で使われることが多かったと、先生が言ってました。
箏は、奈良時代に中国から伝来した楽器なのですが、そのフォルムは龍を象って作られているんだって。僕はこの設定がとても気に入っています。
こっちが龍の頭の部分。
写真左側のでっぱりは、龍角といって、その名の通り龍の角をイメージしているそう。
弦が出ている13個の穴は、龍の目にあたるらしい。
こっちが龍の尻尾の部分。言われてみればそんな気がしないでもない。
ギターではピックを使いますが、箏では右手の親指、人差し指、中指にはめた象牙やプラスチックの爪で弦を弾いて音を鳴らします。
この「ッテーーン」っていうお箏の音が、龍の鳴き声なのかなぁ・・・と想像にふけりながら指を弾いていると、大変趣深い気持ちになれます。
今は、「さくらさくら」の演奏練習と、お箏の基礎練習の楽譜を弾いてるところですね。いつか、お箏で弾き語りとかいう超絶エモいことをするのが夢です。
もう少し弾けるようになったらお披露目したいですよね。