最高の気持ちで家に帰れる歌
小、中、高と帰り道がめちゃくちゃつまらなかった。
大抵一人だったし、小、中の通学路は地元の見飽きてる道だったからどう寄り道しても全く楽しくなかった。学校にはお金を持って行ったことがなかったから買い食いもしたことがなかったし。
でも大学生になって帰り道がめちゃくちゃ楽しくなった。
授業が終わった後に、大学の駅の商店街をふらついて小腹を満たしたり、
夜まで映画を見たり、洗濯物をしにコインランドリーへ向かったり。
ご飯の時間が決まってないから思いっきり外で遊べたし、バイト代と相談しつつも、自分の決めたことのためにお金を使えたり。とにかく大学に入ってからは今日は何して帰ろうかなと考えるのが楽しかった。
私は今年社会人になったのだけど、毎日怒られないように気を張って、
帰りもフラフラ遊べる時間に帰れなくなって、これが会社か〜。。。
とか思ってるときに、その時の気持ちに一瞬で戻れる歌に出会った。
「私の青空」っていう歌だ。
https://www.youtube.com/watch?v=AaLNCAArmgo
たくさんの人がカバーしているけど、幸せな気分で家に帰るなら間違いなく
エノケンが歌ってるやつを聞かなきゃだめだ。
お土産買って帰っちゃおうかな。とか、
路地裏に入ったらスキップしちゃおうかなってぐらいご機嫌になれる。
さらにエノケンバージョンのいいところは、元気がないときに聞いてもなんか大丈夫。って気持ちになれるところだ。
夕暮れに仰ぎ見る 輝く青空
日が暮れて辿るは わが家の細道
せまいながらも 楽しい我家
愛の灯影(ほかげ)の さすところ
恋しい家こそ 私の青空
歌詞で見るとびっくりするほど言葉が少ないけど、
「せまいながらも 楽しい我が家」とか「愛の灯影」とか
吟味されて削ぎ落とされた強い言葉の塊ばっかりだからすっごく気持ちが動く。
私は、この歌を口ずさみながら帰れるようなハッピーな将来を自分には迎えてもらいたいし、この歌の良さをおんなじテンションで感じられる人と会って、最高の気分で毎日帰りたい。