私の青空
一回聞いただけで好きになった曲の話をします。
榎本健一が歌っている「私の青空」
https://goo.gl/h3Y5aZ
この歌はたくさんの人がカバーしていて、
CMの曲にも使われているので聞いたことがある。
という人も多いと思います。
でもエノケンバージョンを聞くと、他のどんな歌手が歌っているよりも、
聴き終わった後の幸福感が高いんです。
ゆっくり噛みしめるように歌うテンポを聞いていると、
歌詞が頭によく入ってきて、家路に着くまでの情景も頭に浮かんでくる。
夕暮れに仰ぎ見る 輝く青空
日が暮れて辿るは わが家の細道
せまいながらも 楽しい我家
愛の灯影(ほかげ)の さすところ
恋しい家こそ 私の青空
「狭いながらも楽しい我が家」
歌詞には、妻や家族など他の登場人物は出てこない。
でも、あのお家に帰ったら「おかえり」って言ってくれる人がいて、
寝るまでの時間を楽しく過ごせる時間があると思わせる。
「愛の灯影(ほかげ)」
といわれると、落ち着いた暖かさで今もこれから先もお家を大切にしようとしている情景が浮かびます。
曲中の歌詞はとても短いので、感動するようなストーリーもなければただ家路までを歌っているだけですが、こんな短い言葉だけでじぶんが育った家庭とはまた違った素敵な暖かい家族が欲しくなる歌です。