左利きで嫌なこと
「左利きって生活しにくそう」「左利きで困ったことなに」「ストレスで寿命短いんでしょ」とよく右利きの人に聞かれます。
でも私この左利きだから〜みたいな質問好きじゃなくって、
改札が通り抜けにくいとか、自販機に小銭入れづらいとか、文字を書くと手が黒くなるとか、そんな些細なことを例にあげてグチっぽくなる流れがすごく嫌なんです。
そんなの気にならないぐらい小さいことだし、そこに不便だなって引っかかりを感じちゃう神経質さとか、その不便を左利きのせいにするのが嫌なんです。
そもそもその質問がなければ、左利きで困ったことを考える機会が私にはありませんでした。
むしろ、私は物事の悪い側面よりもいい側面を取り上げたくて、左利きでよかったことにフォーカスしたいし、されたいです。
例えば、中学の時やっていたテニスはそんなに上手くないのに、左利きなだけで相手の打ちにくい玉を打てたし、
2人でご飯に行って壁際のテーブルに通されたときもお互い肘の当たらない席でごはんが食べれるし、
昭和歌謡には左利きを題材にしたかわいい歌が多く、
好きな人と手をつなぐ時もお互いの利き手は開けていられるとか、最高じゃないですか?
あるあるの例であげた左利きで嫌なことよりも左利きで嬉しかったことの方が、出来事としてずっと大きくないですか?
少なくとも私は、左利きであることをアドバンテージに感じるときが多いし、
左利きである私にしか気づけないいいことに気が付けるようにあり続けたいです。