推し活がしたい。

推し活したい!

コロナ禍だからか。
『推し、燃ゆ』で推し活している主人公を見たからか。
noteで推しを紹介されている方の記事を拝見したからか。
家族が「推しは推せるときに推せ」に深く頷いていたからか。

推し活がしたい! と内なる心が表に出てきた。
今週くらいから。
推しにどっぷり浸かってみたいんだ!
推し活に憧れている。

だけど、それにブレーキをかける自分がいる。
今日は、そんな推しづらい人間のおはなしでございます。
もはや、ポエムかも。


日常化

今のところ、推しらしい推しはいない。
好きなものや人はいる、趣味もある、
けれど、推しか? ときかれると「いいえ」

日常のなかで触れていて、あたりまえのことになっている。
燃え上がるような感情はない。

しかもほとんど、こどものころや高校・大学で好きになったものの再熱。
新たな発見は少ないし、これからの展開に期待できないものもある。
好きになりたてのころの方が、推しに近かったように思う。
そのコンテンツに慣れてきて、日常化している。

【推し】は、【好き】の【上位互換】だと感じていて。
わたしは、【好き】の範囲を超えていないように思う。

というのが、今のわたしである。


過去と現在

推しがいたころ

わたしにも、たしかに推しだったと言える人たちがいる。当時は、推しという言葉がまだ浸透してなかったけどね。
中2から高2にかけて応援していたバンド。
ファンクラブにも、有料の携帯サイトにも、登録していた。毎日投稿されるブログがたのしみだった。コメントも書いた。ページに反映されると、ちょっとドキドキした。読んでくれたかも、って。
CDやBlu-rayは予約して買っていた。ぜんぶ初回限定盤。
毎日あほみたいにききまくっていた。歌詞は覚えるように努めた。
インタビューが読みたくて。表紙を飾った雑誌は買い、ネットの記事も読み。画像を漁る。ロック画面もホーム画面も、バンドのメンバー。
行ける範囲でライブにも行ったし、会場でファンの人とも交流した。
ツイッターでファンの人をたくさんフォローしていたし、毎日会話するようなフォロワーさんもいた。地元が同じ人と会うこともあった。

わたしよりも長いファン歴のある人の友達が、「曲調が好みじゃなくなってファンをやめる」と言った。というのをきいた。
ファンをやめるなんて、そんなのぜったいない。
わたしは一生好きなんだと思った。


んなことない

バンドは進化していく。新たな試みをする。
すると、曲調が変わってしまうことだってある。

転換期にわたしは「前のアルバムのほうが好きだなぁ」と思った。
アルバムの半分はめっちゃ好き曲で、もう半分はそうでもない曲。
アルバムの曲の歌詞は、ライブで演奏されているもののみ覚えようとした。
つぎの、つぎの、シングルは買った。
アルバムが出る前のシングルは買わなかった。
それ以降触れなくなった。

ファンクラブも有料携帯サイトも、退会した。
本棚にCDやBlu-rayが置いてあると、スペース取られるから、売った。
聞き返したくなって、ちょっと後悔している。とくに好きなのは残しとけばよかった。訳あって一度初期化したため、ウォークマンにも残ってない。
潔すぎるんよ、自分。
一応1枚だけあるんだけど、自分も行った公演のBlu-rayのみ。
ライブ音源のCDもあるけど、ライブ音源は苦手だ。聞き返さない。

今はなにをしているのかも、知らない。
関心はどっかに行っちゃった。


推しが消えたら

そっか、一生好きはありえないんだ。
永遠なんて、ないんだな。

と、気づいてしまった。
もともと、熱しやすくて冷めやすいタイプだし。
もういいや、ってなったら、わりとかんたんに手放してしまう。
そんな人間だから。

好きなものを増やせても、推しをつくるのは少々怖い
そんなふうに考えるようになっちゃった。


それでも、推し活はしてみたい

推しとはつくるものではないと思う。
そもそも、きっかけはササイなことだ。
前述のバンドは、日曜日にしていたアニメをたまたま見て、アニメおもしろいなって思ったから、つぎの週も見た。そのアニメのOPを歌っていた。
出会わないと、推しにはならないし。

最近、自分の将来のことを考えている。
すると、不安がいっぱい出てくる。考えごとばかりで、頭が痛い。

でも、推しがいたら?
毎日たのしい。
元気になる。
頑張れる。
勇気づけられる。

いいことばかり。
ぜんぶをつぎ込むことは、わたしにはできないけれど。
推しに力を貸してもらいたのだと思う。
(すごく、わがままかな)

まぁ、とりあえずは関心をもたなきゃな。
出会いの場を増やさなければ。


この記事はとくに読みづらいかもしれません。
それなのに、ここまでたどり着いてくれてありがとうございます!
最近毎日ねむくて、頭がぼんやりとしている ササイ ヨリメ でした。