白でも黒でもない世界でパンダは笑う 1話感想
色々なところで宣伝頑張ってたので観てみましたが、これはすごいですね。
前クールからネットでテレビドラマを観ることを覚えた僕ですが、なぜ我が家がテレビを契約するのを止めたのかを、改めて思い出させてくれる機会となりました。
このドラマは全部が薄くて、浅くて、奥行きがない。
ご都合脚本にダサい演出、記号的なキャラ造形となんかそれっぽい音楽。
もう、視聴者を舐めすぎですよ。
俳優の演技がとかってレビューを見ましたけど、そんな細かいことなんて全く気にならない位、そもそもの考え方とか方針とか理念が間違ってる。
いいものを作ろうって、これで誰かを感動させようって、そんなこと微塵も思ってないんじゃないですか。いや、現場の個人レベルではあるかもしれませんけどね。
最初の方で、囲碁棋士である主人公が対戦相手の女性にわざと負けるシーン。ネガティブな人間性や妄想癖持ちであることを知らしめるイントロ部分となっているのでしょうが、もうすでに誠意がない。
いや、お前プロだろと。
それで勝ちを譲ってもらった母の立場はどうなるんだと。
それって優しさなのか?
この日常パートが始まって1分で、主人公のこと嫌いになりました
プロの棋士であるはずの彼女の囲碁に対する姿勢。
それがすでにこのドラマを作っている人の姿勢にそのまま直結しているんじゃないですか。
いや、反論は分かりますよ。
そんな面倒なことを考えず勢いだけで観られるところが、このドラマの良さだっていうんでしょ?
頭空っぽにして、忙しい日常を忘れさせてくれる、そんな立ち位置のドラマだっていうんでしょ?
うるせーですよ。言い訳だそれは。
練習なんてロックじゃねぇ、パッションだっ!て言ってるバンドと一緒。
神は細部に宿るんだよ。
これぐらいのもん作っときゃいいか感じゃ、人は動かないんだよ。
っていうか、白黒つけるからパンダって、それゼブラーマンだろ!!
パクリです、アニキぃ! やっちゃってください!!
とまぁ、
久しぶりにテレビドラマというのを一話から観てみようかなんて意気込んでたもんだから、少し熱入っちゃいましたね…。
とにかく、今期アニメ「映像研には手を出すな」一話を見て出直してほしいと思いました。