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見えてない考察の断片
見ることが既に手付かずな無を含んでいるから、
見なけりゃいい、目を閉じて描けばいい。
ひと筆ごとに、見るたびに無を含んでいってるから、お腹に空気が溜まってますね。空気食べてますね。この空気、抜きたいですね。
けれども、見ることは見ないことだとすると、それでいい。見た絵は総じて見てない絵になる、だから見てないものを求めるのには見ればいい。
見るとは、見ないことの全くほんとに反対で、互いに不可触なことだ。見ることから見ないことに触れることができない。見えないことから見ることにも触れることができない。
見ない絵は善い、次との区切りに見えない見るものがはっきりあるから。
見えてない考察の断片 フラグメント
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