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目覚めた時から、泣いている
ある日突然、体が動きませんでした。
『携帯が鳴っている、誰かが私を起こそうとしている。
きっと遅刻しているのだろう、仕事には行かなきゃいけない。
でも、、、もう体が起き上がってくれない。』
きっかけは突然、体からの悲鳴でした。
『ただ疲れているだけなんだ。きっと昨日もたくさん疲れたから、今日休めば大丈夫なはず。』
動かない体でも、私の思考はこう考えてました。
『あぁ病院に行かなくては。あぁなんて謝ろう。なんて言い訳しよう、いや正直に伝えるしかない。だって人として社会人としてルール違反だから。
あれっ、そういえば、、いつからだろう。
朝、目覚めた時から、頬が濡れていて。目ざめた時には既に泣いている朝を迎えるのは。いつから 私は泣いているんだろう。』
この日、初めて 『鬱』と診断されました。
急患対応してくれたドクターから、その日のうちに専門医に回され、その場で63日の休職証明が出されました。実質、ドクターストップです。
私はヨーロッパ在住で診断を受けたので、休職する課程は日本とは異なりました。私がいた国では、会社に雇用されている労働者がドクターから休職診断された場合には、ドクターが症状や休職理由を明記しない限り、会社は理由を追求することはできない。本人にも尋ねることは禁止されています。もし破った場合には会社を訴えることができます。そのため、会社は休職保証を必ず受け入れます。そのための手続きは、診断書を写メでとって会社に送る、オリジナルの診断書は会社から提出要求されれば郵送することとなっていました。ので、私は鬱診断を受けてから、一度も直接、会社の人間と対面する必要もなく、電話のやり取りすらせずに、休養期間に入ることができました。この点は、日本と比べると非常にラッキーであったと思います。
日本は休職は法律上の制度ではなく、各企業が自主的に実施する制度ということで、制度自体が存在しない場合は、休職の利用はできないと。なんとも厳しいなと思います。さらには、休職期間中に連絡や書類提出が必要となる場合があり、会社担当者との間で、対応窓口・連絡手段・提出書類の内容・提出方法などについて十分に確認する。ことが一般的なようです。
鬱と診断されてから、調べねばならないこと、やらなければならないことが多すぎて、想像しただけでも、さらに追い詰められそうです。
鬱かもしれない?なんて思っていなかった人がなったりするものです。
まさか私が。私もしばらく信じられませんでしたから。
まさかあの人が。ってことはあるもんです。日本人だけじゃないですよ。
私がいたヨーロッパでも珍しいことではありませんでした。
私がお伝えできることはヨーロッパで治療をし、回復してきたからこそ
日本で言われている 『鬱』とは 違った視点で 捉えてもらえるのでは?と思っています。
身近な人に鬱の人がいる。鬱について何にも知らない。鬱かもしれない?と思って調べ始めた。鬱診断をされたけど自覚がない。どんな立場からでもいいです。経験した私からお伝えしていきたいことを、ここに配信していきますので、よろしくお願いいたします。