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2021年1月の記事一覧
第六章 物語の始まり #02帰り道
帰り道、まだ帰りたくないなと思いながら駅へ向かっていた。もうすぐ駅に着きそうな時、「お腹すいた?夜ご飯食べて行こうか?」と聞かれた。私の心が読めるのかと思うくらい、いつもいいタイミングで言ってほしいことを言ってくれる。心が読まれるのは少し恥ずかしいので、考えるフリをして間を取って「はい。」と答えた。
お店はいつも彼が決めてくれる。私は優柔不断だから、そういうところ助かっている。焼き鳥がおいしい居
帰り道、まだ帰りたくないなと思いながら駅へ向かっていた。もうすぐ駅に着きそうな時、「お腹すいた?夜ご飯食べて行こうか?」と聞かれた。私の心が読めるのかと思うくらい、いつもいいタイミングで言ってほしいことを言ってくれる。心が読まれるのは少し恥ずかしいので、考えるフリをして間を取って「はい。」と答えた。
お店はいつも彼が決めてくれる。私は優柔不断だから、そういうところ助かっている。焼き鳥がおいしい居