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2020年10月の記事一覧
第六章 物語の始まり #01花火大会
こんなに楽しい夏は、今まであっただろうか。自分が浪人生だということを忘れそうなくらい、幸せだった。
付き合ってすぐに彼の誕生日があって、その日に花火大会へ行くことになった。初めてのデート。浴衣着ようかな、でも気合い入ってるって思われるのも恥ずかしいし、、私服で行こう。誕生日プレゼントって何あげたらいいのかな、、考えすぎて分からない、、お金もないしな。悩んだ末に手作りクッキーをあげることにした。ク
第五章 夏の始まり #06優しい時間
「じゃあ、実感湧かせてみようか。」彼のそのセリフで、心の声が外に漏れていたことに気付いた。「え?」「実感湧かないなら、湧かせてみよう大作戦!ココおいで。」そういって彼は自分の横の床をポンポンとたたいた。私が戸惑っていると、「こんな感じ!」といって私の隣に彼が座った。ただ横にいるだけなのにドキドキしている。「キスしていい?」
そんなの良いに決まってる。でも、恥ずかしくて「いいよ。」なんて言えるはず
第五章 夏の始まり #05突然の告白
「俺と付き合ってくれない?」「え、、」「ひろちゃんのこと、好きなんだよね。」「、、、、、」しばらく沈黙が続いた。実際には一瞬だったかもしれないけれど、私にはものすごく長く感じた。驚きと嬉しさと葛藤。嬉しいけど、本当にOKしていいのか、これは現実?と頭をフル回転させてから、やっと答えた。「私でいいんですか?」「ひろちゃんがいい。」胸キュンとは、このことを言うんだろうな。そんなことを言われる日が来ると
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