2020.09.29 曇 19°/24° 期待。うらはら。
期待しているとなんだかうまくいかない。期待していないものがうまくいっている。目の前で起きていることは同じなんだけれど、期待値というものが邪魔をする。
「ハードルをあげる」
って言葉があるけれど、これって他人以外にしてしまったりするけれど、実は自分自身に対しても「あがってんの〜さがってんの〜」ってやっちゃってた。
今の世の中はなんでも間でも自動化になりすぎていて、心の中のハードルでさえも自分で調整してなかった。楽だからってさ。自動で上がったり下がったりさせてしまってたな。自分で手動モードの切り替えれることを忘れていたので、上げすぎないように下げすぎなように。ちょっとずつ自分で調整しないと。
今日のカバーは 期待してあげれなかったお芋さん です。
なにやら、赤紫色の物が顔を出しています。というか、自然には顔を出しません。私が手で顔をむりやり出しました。すみません。
昨年お話。植えていたサツマイモを猪に食べられてしまったのです。それもほとんど綺麗に残さず・・・なんて行儀がいいのでしょうって。
初めて開墾した畑へ
初めて植えたサツマイモ
初めて猪にすべて食べられてしまった。
もう初めて尽くしで、どんだけ初体験させてくれるんですか!ってくらいに、目まぐるしくすぎて行きました。そして「秋は収穫祭をするぞ〜」って、家族や友達や会社の同僚に言いふらしてからの「猪に全部食べられてしまったよ」の流れが、なんともいえない思い出。それだけ期待してたな。
昨年生き残った種芋
実は猪の襲撃から逃れた小芋が数個だけ生き残っていたんです。そしてその小芋が種芋となり、こっそり畑に植えておいたのです。それも期待せずに、陽の当たらない奥の畑の奥へ。
いいかもしれない
今年はもう猪くるのはいやだし、どうせ食べられてしまうならやめようかなって思ったのだけれど、昨年の小芋から芽が出始めていて。つる苗は買わないって決めていたけれど、開いたスペースに植えておけばいいかって程度に植えておいたんですよね。それが5月くらい。
そして今日、表面の土を手で少し掘り起こしてみたら・・・。いたんですよ。立派に育った赤紫色の子が。
もはや、シルクスイートなのか、紅あずまなのか、品種はわからないけれど。確実に目の前にお芋が生っている。
とまあ、ちょっとこじつけみたいだけれど。去年も今年も畑に同じようにお芋を植えたことには変わりなくって。違っていたのは私の心持ちだけ。よくできているなって。
今日はなんだか、朝の畑のお芋のさんの件に始まり、似たような出来事が朝からついさっきまで、繰り返し目の前で起こってた。まるで私に何かの気付きを与えようとしているかのよう。その気付きを受けとることができたかは分かりません。
しかし、掘った行った先に、期待しすぎな私も、期待していなかった私も同じ「私」ということには気が付けました。もちろんお芋もだけど。
今日も気付きが多い一日。
ごちそうさま。そしておやすみなさい。