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人と人とをつなぐ人になりたい。

もう少しで1年も終わるのかぁ。
大学入学して半年と少し経ちました。やっと慣れてきたかなぁ、と思います。
毎朝遅刻しそうになりながら大学までの長い坂をヒーヒー言いながら坂を登るのは慣れないけど。

前回の投稿でも紹介しましたが、
私は東北芸術工科大学のコミュニティデザイン学科という、
今年で6年目の少し珍しい学科に、今年の4月入学しました。
学んでいる内容としては、コミュニティをデザインすることを学んでいて、
もう少し詳しく言うと、普段は『地域が持続するための仕組みと人をつくる』ために、ファシリテーターやワークショップデザインを学んでいたり、毎週のように地域に出たりする活動をしています。

「なんでそんな変わったところに入ろうと思ったの?」「きっかけは?」
めちゃめちゃ聞かれるこの質問。
なんでこの学科に入ろうと思ったのか。
ちょっとそのことについて今回は書きたいと思います。


①2人の学生との運命の出会い

今の学科に進学を決めたのは高校1年生の時です。
高校1年生の夏頃、両親から、
「今のうちに沢山O.Cに参加して進学先を考えておきなさい。」
と言われ、その記念すべき1ヶ所目にどう?、と提案されたのが芸工大でした。

本を読むのが私はとても好きなので、それもあって当時は文を書くことも好きでした。なので当初は文芸学科目的で芸工大に行きました。
しかし、文芸学科を見学したのは良いものの、まだ時間があるから他学科も見学しようかなぁとフラフラすることにしました。
そのフラフラ歩いていた時に、運命の出会いがありました。

後ろから突然1組の男女が私の両脇を挟み、
「ねぇねぇ、コミュニティデザイン学科はもう行った?」
「行ってないなら一緒に行こうよ!」
と声をかけてきました。両脇を挟まれた私はひどく驚き、そして断れず、
「はい、行きます。(震え)」
と答えていました。この2人が1年目の卒業生、つまり1期生でした。
今思えば半ば強引ではあったし、後ろから両脇挟まれるってなかなかに凄いことだったなぁと思うのですが、その出会いが本当にきっかけでした。

②「ここで学ぶしかない!!!」

この2人の先輩方に連れられるまま、「コミュニティデザインって何??」とビクビクしながらコミュニティデザイン学科の展示ブースに連れられてきた私は、この後とても驚きます。
そこは教授の先生方と大学生みんな笑顔で、楽しそうで、展示内容も空間も雰囲気も、とってもキラキラしていました。ワークショップや学生と話すのは楽しくてドキドキしました。そして何より、連れてきてくださった2人が活動内容を楽しそうに話しているのが印象的でした。他学科とは全く違って(失礼)ダントツで楽しそうで(失礼)、私自身もとっても楽しかったんです。

『地域で活動する=辛い、ダサい、つまらない』
そう思っていた私の考えは、展示や先輩の話を聞いていく中でガラガラと音を立てて崩れていきました。
『大学の授業=座学で教授の長い講義&レポート&小テスト』
というイメージも吹っ飛びました。

「地域で活動することって楽しいんだ!」
「WSとか人と話すことって思ったより難しくないし、こんなに楽しいんだ!」
そこで初めて思えました。


「ここで学びたい。」
「私にはここにしかない。」


O.Cからの帰り道、私の頭のなかは学科のことでいっぱいになりました。
ここから、私はコミュニティデザイン学科を目指し始めます。
私自身そんなに頭が良くないので、そしてそれを自覚していたので、AO入試にしようともうこの時決意しました。(決意しちゃいました)

しかし、一発目のO.Cでもう進学先を決めてAO入試にする!と意気込んで帰ってきた娘に対し、両親は慌てて
「もう少しじっくり考えなさい。もっと他の大学も見なさい。」
と張り切る娘にきつく言いました。まぁ当たり前の反応ですよね。笑
当時はなんで私の気持ちを応援してくれないの???と思いながらも、それもそうだなと思って他大学のO.Cも行きました。
自分は地域系に興味があるのかもしれないと思い、地域で活動している大学に高1、2通して6校行ったと思います。
でも、毎回芸工大以外の他学校のO.Cに行くたびに、
「コミュニティデザイン学科に進学したい」「私にはこの学科しかない!」
という気持ちが膨れていく一方でした。

また、AO入試のためと、地域系の活動(地方公務員の方々と話をする会だったり、山形の地域課題について考えアイデア創発するキャンプだったり、地元のシャッター商店街周辺を盛り上げよう!みたいなWSとか色々)に参加することを高1の夏以降から始めました。
すると、自分は山形が好きなことに気づきました。参加して自分の中で地域や今までの人生と向き合っていく中で、今まで何気なく過ごしていた地元米沢も、山形も、自分は好きなんだと気づきました。

そして、参加した先々で素敵な出会いに恵まれ、沢山のつながりを得ることができました。(そのつながりは今現在一緒に学んでいる仲間や先輩だったり、尊敬する人だったりします。今現在もどんどん広がっています。ありがたいです。)
そのつながりを得る過程で、少しづつ自分もつながりを作る人になりたいと考えるようになりました。

③『繋がる』ことの楽しさに気づいた

『繋がる』ことで、自分にはない価値観や考えや思いに出会うこと、それを持っている人と繋がることが私は楽しいと感じたからです。
「繋がるって楽しいんだ。地域の人や同年代の子、大人と話をしたり何か一緒にしたり考えることって難しいけど楽しいことなんだ」
と、少しづつ思うようになりました。
「みんながみんな人と繋がることを好きではないと思うし、
望まない人もいるとは思う。
でも、私のようにただそういうきっかけがないだけで終わっている高校生や、
地域の人、人と関わりを持ちたいのに持てない人がいるのではないのか?
それなら私が新しいものに出会えるきっかけを作りたい。
出会いって、つながりって、変われる。変われるチャンスを作れる。
これは地域課題解決にも繋がるじゃん!
そしたら地域課題を解決しながら作りたい。
私もみんなも繋がって、それがだんだん広がって、
みんな笑顔になればそれって最高じゃない?
おまけに好きな地元山形に恩返しもできちゃうんじゃない?
それってめちゃめちゃに良い!!
多分それを実現できるのがコミュニティデザイナーで、
その勉強ができるのがコミュニティデザイン学科なんだ!」

と高校3年色々やっていく中で気づき、AO入試で教授陣にぶつけ、
なんとか合格し、今に至ります。笑


④これからは。

ちょっと長くなってしまいましたが、ざっとこんな感じでしょうか。
こんな経緯で私は今6期生やっています。
この半年間、コミュニティデザインを学ぶ中でひどく辛いことや苦しいこと、
壁にも何回もぶち当たったし、コミュニティデザインというものがどういうことなのか見失って泣いて泣いて泣きまくり、途方にくれた時期もありましたが、
それでもこのつながりを作りたいということはブレていない気がします。多分。


実は私の今年の目標も、
「今動けるうちにたくさんいろんな人と話して価値観や考えに出会う、私の名前をたくさん広める覚えてもらう、やれることをできるだけする」
なので、つながりを自分から作りに行っている最中です。
呼ばれた地域や興味のある地域にはできるだけ足を運ばせてもらってます。(嬉しいし楽しい。)

そんなこんなでもう1年生も後半。
あの頃から少しでも成長するために、人と人とをつなげる人に一歩でも近づくためにに、明日も頑張りたいと思います。
ふぁいっ!

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