「学生の科学展」に参加しました。
この度、旭川市の科学館(サイパル)で行われた「学生の科学展」に参加しました。私は、そのうちの「数学展」に携わらせていただきました。
以前に「数学の楽しさやおもしろさを伝えられるイベントをしたい」というお話をしました。また、その夢が叶えられそうだというお話もしました。
数か月前に夢見ていたことが、こんなにも早く実現してしまったのです。
このような機会をくださった大学の後輩や近隣の高校の先生、科学館のみなさま、関係者のみなさま、本当にありがとうございました。
準備の過程や当日の流れ等をここで紹介すると豪語していましたが、私自身目が回るほど忙しくしていたため、紹介することができませんでした。本当に申し訳ありません。
いくつかの記事に分けて、以下のことを紹介していきたいと思います。
数学展の題材探し ←今回はこれについてお話します。
「感じる数学」展のお力添えがあり…
当日感じたこと
記事が分かれてしまううえに、すべて書き上げるまでに時間がかかると思いますが、見守ってくださると幸いです。
数学展の題材探し
「夢に見ていたことが実現できる」という喜びに浸っていたところ、はじめにぶつかってきた問題が、「題材探し」でした。
もちろん、何でもよいというわけではありませんでした。一緒に企画したくださった近隣の高校の先生に「題材を決定する際に気をつけることはありますか?」と問いかけたところ、以下のことを挙げてくださいました。
誰でも「数学はすごい、おもしろい」と実感することができること
現実的に可能なこと(予算もそうですが、私たち学生がきちんとしくみを説明できるということも含めて)
安全であること
個人的には、誰でも「数学はすごい、おもしろい」と実感することができることが一番難しかったように思います。
難しい数学にふれていない方にも数学の威力を感じてもらうために、どのような題材にすべきかよく考えました。
よく考えていると、大学の講義で、中学校数学の「y=ax^2」の教材について学習した際に、先生が「パラボラ電話」のお話をしてくださったことを思い出しました。
これは放物線(パラボラ)の形をしたものを向かい合わせに置き、それぞれ焦点の位置に立つことで、放物線に向かってお話をすると遠く離れているにも関わらず会話ができるというものです。すごいですよね。
誰にでも数学の威力を実感してもらいやすそうな題材であり、かつビニール傘とキッチン用のアルミシートを用いれば簡単に作成できるため、これに決定しました。
おわりに
他の方は以下のような題材で展示の準備を進めました。
楕円ビリヤード
ボールペンを落として、中心からその位置までの長さとボールペンの長さの割合がちょうど円周率になる実験
直観では分からないクイズ大会
次の記事では、他の方の題材についてもう少し掘り下げたり、「感じる数学」との関連についてお話させていただきます。
中途半端かもしれませんが、文字数がちょうどいいので、今回はここらへんで失礼します。
それではまた。