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アツい気持ちのご報告

少し前の話だが、新宿のLUMINE0へ行った。
現在放送中のGLドラマ『彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる』のスペシャルトークを聴講するためだ。
とても良い話を聞けたので感想を書きたいと思うが、そのためにはまず、私のセクシュアリティについて軽く触れる必要がある。

このスペシャルトークは、レズビアン・セクマイ女性向け共感型SNSアプリ『PIAMY』が主催する、PIAMYフェス2024の中で行われたもので、参加するにはPIAMYの会員である必要がある。
このイベントのことを知ったのは開催の2日前でギリギリだったが、数年前にPIAMYのアカウントを作って(放置して)いたおかけで幸運にも参加できた。

私がLGBTQ+のどこに属するかは書くのを控えるが、アカウントを持っていたことから分かるように何らかのクィアであることは確かだ。(いうて隠してる訳じゃないから、私と仲良しで知りたいよ〜って人は直接聞きに来てね!)

やっと本題に入る。
スペシャルトークの登壇者は、主演の森カンナさんと原作者のSal Jiangさんと事前発表されていた。
別の投稿でも書いているように、私は百合作品をこよなく愛している。当然『彩香ちゃん〜』の原作もSal Jiang先生の他の漫画も以前から楽しんでいるし、森カンナさんも様々な作品で拝見しており素敵だと思う俳優のひとりだ。

なんて俺得なイベントなんだ〜! とウキウキと会場へ向かい、スペシャルトークが始まると、プロデューサーである上浦侑奈さん、大杉真美さんも一緒にご登壇されていた。ドラマ制作側の話が聞けるなんてめちゃくちゃ嬉しい。

トーク内容についてネタバレ不可のお触れは出ていなかったと思うが、どこまで詳しく書けば良いのか分からない。
私の心に響いたポイントを挙げていくと、原作を尊重してドラマ制作をしていること、所謂ポリティカル・コレクトネスとエンタメ性の両立を意識して作品作りをしていることが伺えた点だ。プロデューサーのお二人が、「GLのラブコメは4年間温めてやっと通った企画」と話していたのも印象深い。

その頃といえば、『おっさんずラブ』や『きのう何食べた?』を追い風に国内のBLドラマが盛り上がってきたり、タイのBLドラマ『2gether』がヒットしたりしていた記憶がある。クィア作品の増加を嬉しく思う反面、百合やGLが同じくらい盛り上がるのはいつになるだろうと羨ましさも感じていた。
勝手ながら、当時のお二人も同じ思いだったのかなと想像して胸が熱くなってしまった。

森カンナさんの話から感じられるレズビアン当事者に対する眼差しも、信頼に値するものだと感じた。この作品の話を受けた時の思い、アメリカでの生活で目にする当事者たちの姿や日本との違いなど、短い時間ながらも、「好きな百合漫画の主演俳優がこの方で良かった」と思えるようなトークだった。
時間にして20分程だったと思うが、様々な話が聞けたのでとても満足して会場を後にした。

私のnoteを読んでくれる方はおすすめ欄やタグの検索から来る方がほとんどだと思う。そのため改めて書くが、私は無名ながら俳優をしている。
散々百合オタクの視点で文章を書いてしまったが、末席ながらドラマに関わる仕事をしていると言えるので、こういう話ってま〜〜〜じで楽しい!

同時に、登壇していた彼女達をはじめ尊敬する人達と仕事で関われるようにならないとな、と気を引き締めた出来事だった。一生懸命がんばります。

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