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市場とは、見込客×販売者の数 ②


前回の続きです。


よく「悩みを解決すれば商品は売れる」というふうに勘違いする人がいるんですけど、そうじゃないんですね。


まずこれ、段階があるんですけど、

まずは「悩んでいて、それを認識している」っていうのが一番目です。
 
 
そして二番目は
「それの解決を求めに行っている」
というのが二番目です。
 
 
で、三番目が
「その問題に対して既に商品を買って使っている」
っていうのが三番目なんですよ。
 
 
じゃあ、一つずつ見ていきたいのですが、
 
はじめに「困ってる」って認識している人はまだそれが見込み客なのか冷やかし客なのかが分からないってことなんですよ。
 
何でかって言うと 
 
 
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悩んで認識はしているんですけど、
まだそれ、お金払ってないですよね?
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だから、お金を払うかどうかわからないですよね?
 
てことは、どこで解決しようか?っていうのも探していない状態なんですよね?
 
 
じゃあ二番目の
「解決策を求めに積極的に行っているという人」は
要はお金を払う心の準備はもう出来てるんですよ。
 
ただ、どこで買うかはまだ決めてない状態なんですよね?
 
 
じゃあ三番目。この人は、競合他社でもうお金を払っていてさらにその問題を解決したいと望んでいるわけですよね?
 
だからそこでお金を払っていますよね?
 
という事は、要はお金を払う意思もある、そしてどこで買うかも決めているっていう状態なんですよ。
 
 
という事は、この見込み客さんという概念で話を戻すと、
 
 
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どこを狙えばいいのかって言うと
三番目なんですよ。
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結局、はじめにその新しく来た新規客さんっているじゃないですか?
 
 
この新規客さんが見込客かどうかを分かっていてセールスをするのと、
 
冷やかし客かな?見込み客かな?って分からない状態でセールスするのって、まったく違いますよね?
 
 
そもそも、買う気が無い人にずーっとセールスをしていたら、時間のムダですよね?
 
ただこれが、過去に買ったこともある、お金を払う意思も出来ている、という人だったら、時間をかける価値がありますよね?
 
 
それを見極めるのが
「過去に○○のサービス受けた事がありますか?」
というのを聞くだけなんですよ。
 
 
例えばこれ、テクニック的な話なんですけど、インターネットってあるじゃないですか。
そこに見込み客さんというのを公開している人がいるんですよ。
どういう事かというと
 
 
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「自分の業種、スペース、お客様の声」
で一度、検索してもらいたいんですね。
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まずは「自分の業種 お客様の声」で検索すると
 
自分の業種に関する同業のホームページの「お客様の声のページ」が検索結果で出るんですよ。
 
 
そうすると、お客様のページっていうのは過去のお客様にヒアリングした結果が載っているわけじゃないですか?
 
 
ただポイントなのが、インターネットなのでウソつきが多いんですよね。
 
勝手にねつ造して、自分の声だとかをお客様の声だとして載せている人が多いので、そこは注意しなくてはいけないんですけど。
 
 
例えばこれが10個とか20個とか見て行くとちゃんと本物の声が出てくるんですよ。
 
見分け方っていうのは、何個も見て行けば分かるんですけど、やたらと同じような事を言ってるな、テンプレートっぽいなとか、やたら褒めちぎっているなっていうのは全部ウソだと思ってもらっていいと思います。
 
 
あとポイントが、やたらとキレイすぎる写真あるじゃないですか?
 
個人向けサービスをしているのに、カメラマンが撮ったような写真載せてるって人はまずウソですね。
普通そんな写真、持ち歩いてないんですよみんな。
 
 
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なので、キレイすぎる写真があったら
それはかなりの確率でおかしいですね。
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。。。とまぁ、こういう形で、まずそれが本物かどうかというのを見分ける必要がありますね。
 
 
このように
「自分の業種スペースお客様の声」でやれば
 
どんな人がそこに滞留しているのかな?どんな人がお金を払っているのかな?というのが見えてくるんですよ。
 
 
ということは、競合他社のお客様という事はつまり「見込み客」じゃないですか。
 
その見込み客さんを把握した上で、そこの共通点を今度は調べて行くんですよ。
 
 
さっき言った通りに、見込み客さんからターゲットを絞るんですよ、ってお話ししたと思うんですけど、その段階でターゲットを絞って行くんですよ。
 
 
年齢だったり、性別だったり、そういったものをまず絞っていくと、そこに自分のサービスを当てはめて、どこの市場を狙うか?って決めて行くだけなんですよ。
 
 
なのでまずは、自分の商品があるじゃないですか、そこで、競合他社がいるのかどうか?というのが一つのポイントです。
 
 
ここでいなかったら、そもそもそれはビジネスとしては成り立たないんですよ。
 
それがどんなに品質がよくて、どんなにお金がかかっていて、どんなクォリティーのものであっても、
 
 
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そこに販売者が一人もいなかったら
お金にならないって事です。
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次に、そこに販売者がいるって事は、見込み客さんがいますよね?
要は、お金を払う人がいますよね?
 
その見込み客さんがどこにいるかっていうと、既存客だったり、競合他社のお客様なんですよね。
 
 
なので、この見込み客さんを把握した上でターゲットをよりセグメントして
絞っていくという事なんですよ。
 
 
あとは、自分がどこの市場で戦うか?という事と、どこの市場なら勝てるか?という事をポイントにしながら市場選びをしていく必要があるって事なんですよ。
 
 
なので、こういう形で「市場とは?」というのがよく分からない人が多いんですけど、答えは簡単です。
 
 
見込み客さん、つまり
「お金を払う人がそこにいるかどうか?」
 
そして、
「販売者の数がそこにどれだけいるかどうか?」
 
この2つの掛け算が市場を作り出しているという事です。
   
 
なので、この「市場」というのはいくつもあるんだよ、そしてどこを狙えば一番勝てるんだよという事を意識しながら、誰を狙って、どんなメッセージを発信するのか?っていうのを決めてもらいたいと思います。
 
ということで、今回は以上です。
 


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