短期的欲求を狙う①
あなたは今、自分が扱ってる商品を「最高だ!」と思っていますか?自信を持ってつくっていますか?
でもね、残念ながらね、その商品がどんなに最高で完璧だとしても、だからと言ってお客様が買ってくれるとは限らないんですよね。
何でかっていうと、
「短期的欲求」
というのを狙わなくちゃいけないからなんですよ。
この「短期的欲求」ってどういうことかわかりますか?
これはね、実はですね、
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人間の中には
「3つの脳」っていうのが
存在してるんですよ
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まずは「爬虫類脳」。
これが短期的欲求です。
で「哺乳類脳」。
これが、感情を司るところです。
で「人間脳」。
これが、理性を促すところです。
この三つの脳っていうのが存在していて、そして世の中には
「理屈が通れば、とか、納得してもらえれば買ってもらえるはず」とか言っていて売れない人がいますよね?
それは当然で、なんでかって言うと「人間脳」に位置するところだからなんですよ。
ここは賢いんですよ、人間脳っていうのは。だから「納得させて買ってもらうもの」っていうのは売れないんですよ。
で、感情。「哺乳類脳」の感情ですけど。
よくね「感情で物を買って、理性で正当化する」って話を聞いたことがあると思うんですけど。
でもこれはね、そもそもそれぞれ考えてる脳自体が違うんですよ。ただそれよりももう一個先にあるんですよ実は。
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「爬虫類脳」って
感情とか理屈とか理性とか
そういうものの先にあるんですよ
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そこが「短期的欲求」なんですよ。
例えば、爬虫類とかそうじゃないですか。
目の前にエサがあったら「パクッ」と考えもせずに食べちゃうでしょ。
トカゲがいて、ハエがぶーんて来たらパクって食べちゃうじゃないですか。あれって考えてますかね?
「あ、おいしそうだなー」とか、
「何かわくわくするなー」とか、
「あれを食べたら今日お腹一杯になるなー」とか、
考えながら食べてると思いますか?考えてないですよね?
ハエが飛んできたら食べるって、アレ本能的にやってますよね。
これが人間の脳にも、太古の昔から残っているのがこの「爬虫類脳」なんですよ。
人間は、ここを刺激されると我慢できないんです。
ただこれ、自分が買う場合は、ここを刺激されるとダメなんですよ。買っちゃうんですよね。
だからよくネットなんかで「詐欺商品だ!」とか、その時は信じてたのに詐欺商品にダマされちゃう人っているじゃないですか。
それはこの「短期的欲求」を刺激されたからなんですよ。
ただ、販売者側で考えた場合は、良い商品で納得してもらったら買ってもらえるんじゃないかって考えは「人間脳」の部分、つまり理性の部分なんで、売るのが凄く難しいんですよ。
そうじゃなくて、感情の部分よりも前ですよね。
感情の部分は感情で
「いいな!これを手に入れたら人生変わるかも♪」
って思うじゃないですか。それが感情の部分ですよね。
ただ、それは話を聞くテーブルに乗った時に感情の部分をやればいいんですよ。
でも話を聞くテーブルに乗るまでは、いきなりそんな事言われても響かないですよね。
だから怪しげな「ワンクリックするだけで!」とか「おじいちゃんでも100万円稼げた!」みたいな、
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そんな胡散臭いもんに飛びついてしまうのは
この「短期的欲求」
ってのを狙われているからなんですよ
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だから、いつも言っている「見込客の願望とか痛みから入る」っていうのがポイントなんですよ。
だからあなたの商品も、今の商品で「何が短期的欲求になるかな?」というのを常に考えなくちゃいけないんですよ。
。。。今まで、こういう視点って、ありましたか?
でもここがある意味、話を聞くかどうかの分かれ目になっちゃうんですよ。
例えば訪問販売なんかでも、扉を開けてもらわないとセールスってできないですよね。
短期的欲求を刺激しないで話すってことは、ドアが開いていない状態で外で大声で叫んでいるようなもんなんですよ。
たとえば家の外からドアが閉まっている状態で感情をゆさぶる為に
「あなたの人生かわりまーす!」
って大きな声で叫んだところでどうですか?無視されるだけですよね?ヘタしたら警察に通報されますよね?そういう状態なんですよ、それだと。
だからこの「短期的欲求を刺激する」っていうのは
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「まずドアを開けてもらうためにどうするか?」
っていうイメージなんですね
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だからこのドアを開けてもらうための作業ってのが必要なんですよ。
でも多くの人は「ウチの商品最高!」とか、「いい物だから納得してさえもらえば絶対買ってもらえる」みたいな思い込みがあるんですよ。だから売れないんですよ。
そうすると、機能改善だとかクオリティアップとか見当違いの方向に行っちゃうんですよ。
そうじゃなくて、まずはドアを開けてもらおうよ、っていう話なんですね。
そのドアを開けさせるのが、この「短期的欲求」なんですよ。
じゃあ、どうすればこの「短期的欲求」ってのを見つけられるのかっていうと・・・
長くなりそうなので、続きはまた次回に。
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