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商業BLの好みに関する分析【自己分析】


※自己満足分析です。


1.はじめに

 「私の商業BLにおける好みって何だろう?」
これが分析しようと思ったきっかけだ。既に分かっていることはハッピーエンド好きであることだが、その他の性癖(?)を言語化することはできていない。作品を選んでいる中で無意識に出ているであろう好みを明らかにしたいと思う。

2.分析方法

対象:1/23時点で所有している商業BLコミック・小説(シリーズものも含 
   む)64冊の中に登場するカップル 65組

方法:
①各コミック・小説に登場するカップルを抽出し、ナンバリング。

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②好みの度合いをカップルごとに評価する。5段階評価

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③BL漫画(コミック)、小説レビューサイト『ちるちる』での分類を参考に、カップルの分類に評価分を加点する。
例)カップル1の評価が5であり、攻め属性が「黒髪」「20代」だった場合、攻め属性項目の「黒髪」「20代」にそれぞれ5点をプラスする。

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④項目は「攻め属性」「受け属性」「エロ度」「トーン」「設定」の5項目

⑤最後に、分類ごとに合計の数値を出し、グラフ化する。



3.結果

3-1.攻め属性

攻め①

攻め②

攻め③

 性格面では「男前」「執着」が好きなようですね。これはなんとなく自覚していました。攻めは頼りがいがあり、受けから離れていかない人がいいです。受けが引くぐらい徹底的に追いかけてもらって大丈夫です。
 外見では「黒髪」「スーツ」。これは意外でした。しかし、現実でも派手な髪色の人には一瞬構えてしまいます。黒髪や落ち着いた髪色の方が安心します。安心要素ではスーツも当てはまるかもしれません。スーツは仕事をしっかりしている象徴のように捉えています。
 年齢は極端に上、もしくは下なものは好みではないようです。


3-2.受け属性

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 性格面では「健気」が好みのようです。受けは私の中で応援対象であるので、「応援したい!」と思わせる健気な人が好きなのでしょう。続いて「ほだされ」です。これは執着攻めとの相性を考えると頷ける結果のように思えます。攻めの愛をバシバシ受け、最終的に受け入れる……そんなパターンに萌えます。そのためか、受け属性の「執着」には点数が入っていません。受けが攻めを追いかける展開はお気に召さないようです。
 外見では攻め属性と同様に「黒髪」が多くの点数を獲得。これにより攻め受け関係なく、黒髪好きなことが判明しました。


3-3.エロ度

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 エロ度は「標準」「少なめ」が好きなようです。1冊の中でそういうシーンは3分の1以下未満が理想という感じでしょうか。登場人物たちの人間模様を壁になって見たいと思っているので、えっちシーンの量はそこまで欲していないのかもしれません。


3-4.トーン

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 典型的な光+夜明けの腐女子ですね。ほのぼの系もハピエン厨だから好みでしょう。


3-5.設定

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 ※今回のグラフは0点の分類を載せていません

 「片思い(両片思いを含む)」「誤解・思い込み」「すれ違い」が設定好みの3大巨頭のようです。すぐ幸せではなく、幸せをより幸せに感じられるようなスパイスとして「片思い」「誤解・思い込み」「すれ違い」の設定が好きなのでしょう。
 また、「ファンタジー」「人外」「妊娠・出産」「オメガバース」といった設定も苦手意識はないようです。


4.まとめ

・カップリングは男前・執着×健気・ほだされが好み
・光の腐女子:夜明けの腐女子=1:9
・実はお互いに思い合っていて、なんやかんやで最後は結ばれるストーリーが好み。なんやかんやは重くて、せつなくて、どシリアスでOK。

たぶん私はスイカの甘みをめちゃくちゃ感じたいがために、塩をスイカが見えなくなるまでこれでもかとかけるタイプであることが分かった。



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商業BL小説を読むようになり、作品リサーチの難しさを実感しています。
小説はあらすじだけで選ぶことができる反面、作品が絞りきれず、どこから手を付けていこうか迷ってしまいます。
小説にハマりたてで、新しい作家さんを開拓したいので検索機能をフル活用できるように好みの言語化をしようと思いました。



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