意図的に改ざん?か。自民党(老人党)はひどいことするよな。
接種せず感染した人数を多めに公表 厚労省と官房長官、説明に矛盾も:朝日新聞デジタル (asahi.com)
意図的に改ざん?接種せず感染した人数を多めに公表 厚労省と官房長官、説明に矛盾も
2022/6/6 18:30
厚生労働省が新型コロナウイルスの新規感染者について集計する際、本来は「ワクチン接種歴不明」の人を「未接種」として計上していました。未接種の新規感染者数が、実態より多く公表されていたことが明らかとなったのです。
この実態を反映しないデータをもとに、政府がワクチンの効果を主張したこともありました。
厚労省は「意図的ではなかった」と弁明していますが、いくつか矛盾点もあります。取材から現時点で分かっていることをお伝えします。
5月、突然のデータ修正
新型コロナウイルスの感染者が確認されると、医療機関や保健所は、厚労省の感染者情報システム「ハーシス」に感染者の年齢や性別、ワクチンの接種歴などを入力することになっている。
そのうち接種歴は、「未接種」「2回目接種済み」「3回目接種済み」「接種歴不明」に分けて集計。データは、厚労省がコロナ対策を助言する専門家組織「アドバイザリーボード」で公表してきた。
どの年代の感染者も「接種済み」より「未接種」の方が多い傾向が続いていた。
4月4~10日の週について、12歳以上の全年代で10万人あたりの新規感染者をみると、「2回接種済み」の214人に対し、「未接種」は倍以上の529人だった。
ところが、翌週の4月11~17日のデータでは、「2回接種済み」の217人に対し「未接種」は230人で、あまり差がなくなった。年代によっては「2回接種済み」が「未接種」を上回った。
4月11~17日のデータが公表された5月11日の資料には、突如、このような注意書きが加わった。
「ワクチン接種歴が未記入の場合、未接種に分類していたが、5月11日以降は接種歴不明に分類している」
ハーシス上で接種歴の入力がなかった人について、「接種済み」である可能性があるにもかかわらず、それまで「未接種」に計上していたことを明らかにするとともに、「接種歴不明」に計上するよう修正した結果、未接種の新規感染者が大幅に減ったのだ。
「意図的に改ざん?」 苦しい弁解
政府やコロナ対策を助言する専門家らは、ワクチンの有効性を示す根拠として、この資料を何度も引用してきた。
専門家組織座長の脇田隆字・国立感染症研究所長は4月13日、「資料を見るとよくわかる。未接種、2回接種済み、3回接種済みと進むことで新規感染者は減る。感染を防ぐことができる」と説明。
政府の佐々木健・内閣審議官も同月20日、「もう少し分析が必要だが(資料から)一定の傾向は見える」と述べていた。
厚労省はワクチン接種を推進する立場にあるため、SNS上には、「意図的に未接種の感染者数を多く見せようとした」と指摘する声が多い。実際はどうか。
取材では、意図的だったと断定できる根拠は得られていない。ただ、厚労省の言い分は苦しく、疑念を払拭(ふっしょく)できていない。