Polaris様:旅する心
こんにちは。先日の鑑定では、大変興味深いお話を伺うことができました。
イベント中のセッションで作成したジャンマクンダリーに、来年の外国移住の相が示されていました。これに驚かれて、出生時間を再確認し、再鑑定をご希望されたという経緯も印象的深く、「もし自分にも同じことが起きたら?」とつい想像してしまいました。
さらに驚いたのは、新たに作成したクンダリーで金星の位置が修正されたことです。数時間で移動するはずのない位置だったため、ソフトのバグであると気づきました(複数のソフトで確認する慎重なジョーティシもいます)。思いがけないハプニングが重なり、お互いに好奇心をくすぐられるセッションとなりました。
今回まず注目したのは、「ダシャー」と呼ばれる、人生のさまざまなテーマを予測する期間についてです。Polaris様が望む、パートナーとの穏やかに互いに向き合える時期は、2037年7月中旬から始まります。少し先のことではありますが、この時期は吉祥な木星の影響により、物質的な豊かさや成功が得られ、家族や結婚生活においても愛情と信頼が深まり、人間関係に調和をもたらす16年間が続きます。
なお、完全な移住かどうかは、パートナーのクンダリーにもヒントを探る必要があるでしょう。
現在のPolaris様は、2019年7月中旬からラーフのダシャーに入っており、この期間は混乱や迷い、急な変化などが際立つ時期となります。物質的な成功や名声を求める傾向が強まる一方で、地に足のついた成果にはつながりにくく、心の不安定さを増幅させる要因にもなるでしょう。
クンダリーのラーフは非常に強い火星と同居し、さらに火星の機能を上げます。その為、感受性が過剰に働き、正しい判断をしながらも精神的に強いストレスを感じてしまいます。このように、ラーフの影響は冷静さを欠きやすく、無謀な決断や幻想を生み出す傾向があります。それは、実際には大したことのないことでも、あたかも大きな問題のように見せる働きがあるからです。また、様々な不安を乗り越え大胆な決断をする時期が、木星のダシャーが始まる前の2036年6月下旬に訪れます。このタイミングで移住する可能性が高まるでしょう。(母国を離れるにはこの上ない無謀さが必要でしょう?)
ラーフ期は、人生の試練を通じて内面的な成長を促す重要な期間です。この時期に経験する数々の出来事は、自分自身や人生に対する不信や疑い、失望をもたらしますが、それらを乗り越えることで深い成長へと導かれます。これは、実り多い木星期を迎えるための準備期間とも言えるでしょう。
話は変わりますが、前の人生のクンダリーで、木星の「宿題」があったのを覚えていますか?そのため、物質的にも精神的にも少しゆとりがあるときには、子どもに対する善行を勧めました。木星は、子ども、夫、外国を象徴する星でもあり、これら三つのテーマが今のPolaris様の瞑想の対象になっているのも、興味深いことですね。
次にお会いするときには、Polaris様の人生の深いテーマを、二人で紐解いていきましょう。