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橙と青が交わって天国を作る時間がある

師走になると焦るのは、日本人の遺伝子に組み込まれているからだろか。
何かと気忙しくなるのも文化や伝統なんだろうなと買い物帰りに考えてた。
子供たちは楽しみにしてるし、世の中も楽しい雰囲気になる12月に、焦って鬱々と溜息を忍ばせているのは私だけなんじゃないかと切なくなって、情けなくて泣けてくる。
この時期がうきうきと楽しかった頃の頃なんて忘れてしまいそうだ。


しかし、なんでこんな寒い時期に一年の〆の区切りを置いたんだろう…春だったら大掃除もお歳暮配りも除夜の鐘も初日の出も初詣も楽なのに。桜が咲いて「あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願い致します!」でもめでたそうだけど。

いつが一年の区切りであっても、地球は区切りなく自転して公転して、区切りなく太陽は昇ってるのに、元旦と名付けられた朝には突然!その日だけ!太陽は拝まれて拍手されて祝福されるわけよね。それって、人間を乗せて回ってる地球が「ちょっと日本の人々、今日だけどうした!?」と驚くのか、はたまた太陽さんから日本列島が見え始めた時に皆が一斉に自分を見てて「えー!?なに、何!?今日だけめっちゃ見られとるー!!」と、びっくりするのか…


…と、クリスマスのサンタクロース代行プレゼント調達係兼、クリスマスのおご馳走プラン及び、年末年始行事遂行又は伝統食準備係である私は、元旦の太陽と地球の妄想をして、にやつきながら冬晴れの昼過ぎの、スーパーの駐車場を歩き車に乗り込んだ。


車の中のBGM:THE BACK HORN 「夕暮れ」

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