魔法使いの弟子の話
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遥か昔。私がキャストをしていた頃、アトラクションを乗り終えた男の子に手を繋がれた事があって。なかなか離してくれなくて。そしたら「お父さんが見つかるといいね!」と言ってくれて。設定上私は家族の忘れ物になりキャストをしている設定だったのだけど、実際に父がいないから重ね合わせてしまう。今でも忘れられない、涙が出る良い思い出なの。あそこは奇跡が起こるやさしい場所なんです。
アトラクションでパフォーマンスをするお仕事だったので、変顔したり低音ボイスしたりメガネずらしてみたり。5年間のうちメガネを3本は壊したw 人生でいちばん楽しくて情熱的な時期だったな。若かったわ。
まわりは「楽しませること」がおざなりになっていて効率ばかり求めていた。僕はそれがとにかく嫌で、ある意味孤独だったな。だって違うじゃん、効率よりもゲストサービスが仕事でしょ、っていつも思ってた。
信念を貫くことも含め、人生で大切なことをあそこで教わったな。
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