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スタインウェイがウチに来た!〜整備・納品編〜

さて、ピアノ購入を決め、無事に代金を入金。ゴールデンウィーク直前でした。あとは整備完成を待つばかり。GWだしコロナだし、多少時間がかかっちゃうかな…。

その間も担当の方が、ちょこちょこと整備中の写真を送ってくれます。
低音部分の弦の張替え。
傷のある部分の修復、塗装。
鍵盤の張貼り替え。
また「この部分はどうしますか?」
など、意見も聞いてくれながら作業が進んで行きました。

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ゴールデンウィークに開催されるはずの関西の主だった音楽イベント、たくさん出演させていただく予定でしたが全て中止となり、ステイホームな日々。

我が家の断捨離模様替えも、さらに進行!

襖の張り替え(壁紙を流用し、コンクリート調に)、照明器具の付け替え、ネット環境の整備など、今しかできない作業がどんどん進みます。

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あの築70年超のゴミ屋敷が、ちょっと小洒落た和風モダンな部屋になってきました!!

ここにピアノを置いたら、インテリアとしても最高になりそうです。そしてGWも過ぎ、奇しくも緊急事態宣言が解除された日に、ピアノの整備が完成したのでした。

出荷当日に運送会社から電話。届ける曜日は選べても、時間は選べないらしい。今までなら、1日中家にいる日なんて数カ月に1日くらい。でも、今ならいつでも家にいる!!最速でお願いしたら、何と「午前8:30にお伺いいたします」との事。
はや!!しかし、ステイホーム中も平均6:30-7:00に目覚めていたので、問題ナッシング!という事で、予定日の朝の8:30にピアノが到着したのでした。

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残念ながら、輸送中に調律が狂ってしまっています。むっちゃくちゃ音は良い!けど調律が狂っている!!という状態でした。
本来の音を聴くのは、納品調律を待ってから。

数日後に調律師さんが来てくれました。ベテランの方で、テキパキと作業をしていただき調律終了。
「できました。弾いて見てください!」
弾いてみると、「これこれ、これやー!!」という音、響き、タッチ感。そして、僕の部屋の音鳴りにも合っていて綺麗に部屋に響いてくれます。
調律師さんにも「スタインウェイらしい音がしていて、良い楽器ですね」と言っていただきました。
ちなみに、僕の家(借家の平屋)は、隣が空き家と駐車場。向かいも駐車場。斜め向かいが公園。ピアノを弾くのに何の遠慮もいらない環境なのです。

で、その音色ですが。
ピアノの心臓部分は「響板」です。この板が響いて、さらに弦と弦が共鳴して、ボディが鳴って…ピアノの音の響きが作られます。

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この、木目美しい板が、響板。

和音を鳴らしてみると…ピアノの内部で、とても良い響きを作ってくれています。
この空気感!まさしくスタインウェイ然とした響きです。蓋がグランドピアノのように斜めに開くのですが、蓋を開けて弾くと低音から高音までのステレオ感が心地良いです。

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ハンマーは、ドイツの高級ハンマー、レンナー社製。

こりゃ、本当に良いピアノだー!!
素晴らしい仕事をしてくれたグランドギャラリーの工房スタッフさん達にも感謝申し上げます。

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アンティーク感も抜群!!

ところで、ギタリストでもベーシストでも管楽器奏者でも、どこでライブする時も自分の楽器を使います。ドラマーでも、スネアやシンバルは自分の楽器を持って行きます。でも、ピアノはそうは行きません。どんな気に入った楽器があっても、家で弾くのみ。まさか、家でライブするわけにも行きません。そうピアニストは、自分の楽器は完全に自分専用…でした。つい数年前までは。
しかし、今はネット配信YouTubeなどで家からも音楽を発信できる時代!せっかくの楽器、家で独り占めするのではなく、たくさんの方に聴いてもらえる工夫ができたらな、と思います。

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今日初めて、自宅機材で試しにレコーディングしてみました。
自宅で音楽制作の業務もやっているのですが、パソコンで音楽を作る環境は整っていても、生音でレコーディングする環境はまだまだ貧弱。
良いマイクが欲しい!
良いオーディオインターフェースが欲しい!
良いプラグインソフトが欲しい!
良いウェブカメラが欲しい!
いっそ、良いエンジニア雇いたい
と、どんどん要るものが増えて行きます。

当分大きい買い物はできないけど、ボチボチと機材も充実させて行きたいと思います。

もう1回くらい持続化給付金くれないかなー。

だめ?



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