酒井和歌子 Ver. 1.1

好きな歌手はと聞かれたらすぐに答えられるのですが、
好きなタレントを一人と聞かれると困ってしまう事が多い。
多すぎて困ると言うか、一人となると答えられなくなる。
モーレツに好きかと言われると分からなくなる。

でも思い出した。一人と言われると酒井和歌子さんかな。

これは例のポッドキャストで松任谷正隆さんが佐藤二朗さんとの対談で話していた事。マンタさんも酒井和歌子さんが好きだと言う。
松任谷正隆さんには勝手に親しみを感じているのだけど、
女性の趣味が同じだったのか。ユーミンを妻にしているくらいだし。
僕もユーミンは好き。モーレツに好きと言っても過言ではない。

二人の女性に全く共通点は感じられない。

酒井和歌子さんをいつ好きだったかは調べてみないと正確には分からない。
でも、『ぼくたちの失敗』と言う銀河テレビ小説でも見ていた。
今調べたら、1974年8月5日 - 9月13日。
中学生の頃だ。どこかで書いたユーミンデビューの頃とそう変わらない時期。

主題歌はこれ。過去にnoteに書いた。エリートと書いてあるけど、工員風だった。話の流れからも若く不安が多い毎日の中で、失敗を恐れ、失敗してもダメージを受けないように考えたつもりの結婚だったように思う。そうした面は形は違えど今の若者も同じように考える者もいるだろう。

今Wikipediaで調べたのだが銀河テレビ小説の第一回は『楡家の人びと』だったんだ。これも視聴した記憶がある。ただ実家の近所の事だったので家族と何度か話ししたから憶えているのかもしれない。この時期から少しして、荒井由実の『晩夏』が銀河テレビ小説で採用される。

『僕達の失敗』は石川達三原作で本でも読んだ。主人公の荻島真一が工員として勤めていた会社が大井町のニコンだったように記憶している。これは記憶違いか、妄想かもしれないがレンズコーティングの蒸着技師だったのではなかったか。蒸着釜が記憶に残っている。知らない人が見たら何の事か分からない描写だろう。本で読んだのか、ドラマでそう云うシーンがあったのか。夢でも見ていたのかもしれないが、そう記憶している。僕が初めて一眼レフカメラを買った時期とちょうど同じ頃。

若い主人公は結婚を期間契約で更新する事を実践した。考え、実行した点は素晴らしい。ただ、いくら勘が良くても頭が良くても人生は思うようには行かない。子どもを作らない契約だったが、出来てしまった。一人の人間と向き合うことの難しさに翻弄される。そして主人公はバイク事故によって命を失う。人生は計算通りに行くものではない。そんな当たり前の事でも若い二人はもがき苦しみながら乗り越えようとした。そんな風に憶えている。やってみて思うように行かない事ほど面白いと僕は思う。

その時のヒロインが酒井和歌子さんだった。細身で聡明な美人タイプ。

僕もマンタさんも妻は酒井和歌子さんのようなタイプでは無い。
そこも共通点。
へんな事を言ってごめんなさい。

『陽のあたる教室』は僕も鑑てみたいと思った。
カッコーは鑑た。
これは佐藤二朗さんの話。

僕のおすすめ映画はデンゼル・ワシントンの『フェンス』。
妻はとにかくセリフが多いから、食わず嫌いでずっと見たくないと言っていたが、見た後に感想を聞くと、「なるほど」と納得していた。

今、『僕たちの失敗』と『フェンス』に少し共通点を感じた。


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