戦略にも問題があっただろう。
武尊の技術的課題も昔からあった。
スーパーレックのジャブとテンカオは武尊の距離で戦わせなかった。
ただそれらをこれまでの武尊はアドレナリンで超越してきた。
今回のスーパーレック戦も３Rでフィニッシュできそうだった。
しかしノーガードの状態になりながらスーパーレックは倒れなかった。
ここでタイトル写真をよく見て欲しい。これは着衣では分からなかった真の体格差をよく表している。二人の目の位置、乳首の位置、肩の位置を比べて欲しい。
武尊は尿比重テストの為、水抜きで体重を落とす事が出来ないので時間をかけて体重を落とした。つまり何ヶ月もかけて、筋肉を削らなければならなかった。それに対してスーパーレックは計量の10日前で3.0 kgもオーバーしていた。一般的に考えて、水抜き無しでそれだけ落とすには絶食しか無いだろう。
絶食して、水も飲めないような減量が必要だったはずのスーパーレックのコンディションは嘘のように良さそうだった。これは何かハイドレーションテストをクリアする魔法があると、誰もが感じるだろう。実際にそうした薬はあるようだから。
ロッタンもスーパーレックの体格に涙を飲んだ一人だ。
武尊がムエタイルールでやって勝つ確率は０に等しい。
勝っても負けてもロッタン戦を最後にもう一花咲かせてよ。武尊。
怪我が治ったらキックルールでロッタンをぶっ倒してくれ。
武尊の試合は皆に勇気を与えているよ。