ウイルスの寿命とクローン羊
僕はこれまでの人生で、薬で風邪を治した事はありません。
もちろん風邪には何度も罹患していますし、コロナ禍の際も軽い風邪は引きました。それでも最後に薬を使用したのは30歳の頃で最後ですから記憶にもありません。高熱が出るほどのインフルエンザと思われる症状の時は3日ほど安静にしていれば必ず回復しています。
解熱剤、咳止め、痛み止め等の薬剤を使用した記憶もありません。
暖かくして水分補給とポカリなどで消化に体力を使わない栄養を摂る事で必ず回復しています。
風邪は病院に行けば3日で治してくれ、寝ていても3日で治ります。
なのにどうしてみんな病院に行くんだろ?
大変な時は水分と栄養を補給して暖かくして寝るのが一番なのに。
それで実際に治っているのですから。
かなり前にクローン人間の道徳的な是非を問う議論がなされましたが、クローンは寿命を半分にする事が明らかになり、その議論もいつの間にか消滅してしまったようです。最初から半分の寿命しか無い人間を作るのは罪な事だと誰でも分かりますから。クローンを繰り返しすぐに死んでしまう人間を作るなんて悪魔にしかできないことでしょう。
背徳的な事とは言え、科学者は人間以外の動物で確認しているはずです。どんな仕組みでクローンを繰り返せば寿命が半減するのか、僕は調べていません。ただ、ウイルスの場合は単独では自身を複製する事ができず、その為に人間の細胞を利用していると聞きます。単一のDNAのウイルスが体内に侵入しヒトの細胞を利用してクローンを作るのです。
しかしクローンが寿命を半分にすることが避けられないなら体内に侵入した単一のDNAのウイルスが仮に短時間に爆発的に増殖したとしてもクローンを繰り返す毎に全てのウイルスの寿命があっと言う間に0に近付いて行く事になります。
例えば最初のウイルスの寿命が3日だとすると次世代のクローンは1.5日、その次は0.75日、0.375日、とクローンのスピードが仮に5世代を1日で成したとすると数は一気に増えたとしても3日後まで活動できるのは最初の群だけと言う事になるのでそのうち消滅します。
そう考えると風邪がなぜ3日程度で治るのか理解できるのではないでしょうか。
ウイルスの生存戦略は他の身体に感染する事だと聞きます。と言う事は1つのウイルスのDNAは新しい身体に侵入する事で再び最長の寿命を得ることができる仕組みなのではないのでしょうか。クローンの寿命が尽きる前に他の身体のDNAを得れば再び3日の寿命が得られますが、同一身体のクローンの寿命は半減するので何れ消滅してしまいます。
熱を下げたり、うろうろ病院などに通って他のウイルスを侵入させたりしないで安静にしていれば、風邪は3日で治る事実と矛盾しません。
寝言や妄想の類ですので信じる事のないようにお願いします。