スピッツのすゝめ:イントロ篇①
至高のイントロたち
スピッツの魅力って、数えきれないほど多くあります。
マサムネ氏の歌声や歌詞から、メロディ、演奏技術、ライブの完成度から、アルバムの曲順まで…
歌詞の深い考察はほかの方にお譲りし、私からはまずお気に入りのイントロをご紹介していきます。
(詩的でつかみどころがなく、それでいて胸に刺さる歌詞も、もちろん大好きです。アルバムを買ったら、まず歌詞カードをじっくり読みます)
ざっと調べた感じ、こんな風にイントロにフォーカスした記事って見当たらなかったのですよね…
有名どころからマイナー曲まで、幅広くご紹介できたらと思います。
※すべての解釈・感想は筆者個人の主観です※
というわけでさっそくいきましょう。今回はこの5曲!
ヒバリのこころ
1991年リリースのメジャーデビュー曲。
この最初の1秒…脳みそがしびれます。
さわやかさと、どこか危うさの入り混じった疾走感(Aメロ直前の少しつまずく感じが絶妙です)。
これから何かすごいことが始まる、そんな予感のするイントロだと思います。
しかし色褪せないですねえ…もっと広く知られるべき名曲だと思います。
漣
※YouTubePremiumからしか見られないようですmm
これほどまでに「漣」感のあるイントロはないでしょう。
暗い静かな海が、少しずつ朝日に照らされていく情景が浮かびます。
極限までシンプルだからこそ、芯に響いてきます。
この曲が、アルバムの先頭ではなく、最後から2番目というのがまた…なんともニクいのです。
醒めない
15thアルバムのタイトルでもある一曲。
歴史も未来も感じさせてくれる、個人的には5本の指に入る大好きな曲です。
ドラムとギターのシンプルなリズムに、なぜか心を掴まれます。
そしてベースの入りを合図に、4人の音が重なる瞬間は、何度聴いても鳥肌ものです。
イントロから約束された神曲。
ハネモノ
これもまた、曲名にぴったりハマるイントロです。
特にイヤホンで聴くと耳に心地好い…落ち着いた入りなのに、あー来たこれこれ!とテンション上がります。
サビ前に一瞬全員が楽器から手を離すあの感じも、格別です。
ライブだとリズムに合わせて手拍子が起こるのもいいんですよね…
特に昨年秋の"猫ちぐらのゆうべ"は、感染防止で観客は声が出せない状況。
その分強い想いがこもっていたであろう手拍子の音と動き、メンバーの表情を見て、配信で観ていた私ですら、暖かな一体感に包まれました。
思い出すだけで泣けてくる光景です。あの場に居合わせた方が心底うらやましい…
番外編
フェイクファー
※YouTubePremiumからしか見られないようですmm
これはすみません、イントロ~アウトロ全体の紹介とさせてください…
最初の30秒間は、ギターとボーカルだけ。ドラムとベースも重なってドラマチックな中盤、儚いCメロからの、急激に静かで余韻あふれるアウトロ。
曲としての完成度は、私は一番だと思っています(それを味わいたくて、シャッフル再生で流れてきたときは必ずじっくり聴きます)。
そしてこの曲は、昔参戦したライブでの演出がとにかくかっこよくて…スポットライトが演奏者の数だけ付き、消えていく様は圧巻でした。また観たいなあ…
今回はここまで
イントロ篇、まだまだ続きます。
是非皆さんのお気に入りも教えてください!
イントロ篇②はこちらから