一喜一憂せず、淡々と生きる
昇進試験の結果が不合格だった。最終面接試験の結果がダメだったということになるのだが、自分は本当に面接試験に縁がない。自分の良さをうまくPRできないのだろうか?その辺の話はまたの機会にして、今回はタイトルにもつながる「人間万事塞翁が馬」ということについて触れてみたい。
実は私もこの諺を知ったのは最近のことで、会社の役員が「座右の銘」にしていたのがきっかけだ。この諺の意味は簡単にいうと「良いことが悪いこと、悪いことが良いことにつながる」というような意味なのだが、私の人生はどうだっただろうか?
自分なりに苦労の多い人生を歩んできたと感じているが、人に恵まれ何とか明るくやってこれたのかなぁとも思う。小学2年生のときに顔に一生残る傷を負い入院する。その後アトピー性皮膚炎を発症し、現在も治療中である。(中~重症程度であり、若干日常生活に支障がでるレベル)また、その影響で大好きだったサッカーをやめ、インドア派になってしまい、その後スポーツとは無縁になってしまった。高校受験にも失敗し、大学も1年浪人している。就職はちょうど氷河期世代で、2回転職している。本来いわゆる大企業・優良企業だったならば順当にいって課長クラスだろう。もちろん私は今、一般社員である。また、高血圧・緑内障・アレルギー性鼻炎など満身創痍である。
そんな私であるが、良い面に目を向けると、病気のおかげで人(特に弱者)におもいやりが持てる。様々な本に出合うきっかけをつかんだ。滑り止めで入った高校は水が合い、3年間本当に楽しく結果大学浪人した。浪人したおかけで国立大学に入れた。転職が当たり前でなかった時代にその経験ができた。中途なので、一歩引いて会社と付き合えるようになった。
なお、病気を理解してくれる妻と出会い、子ども二人にも恵まれた。
過去を振り返って思うのだが、不幸があったときに、自分を見つめなおしたり、違うことをして切り換えたりしたことが、自分の世界を広げてくれたような気がする。
不幸があった際、腐らず淡々とやっていれば人生は好転していくのではなかろうか?今まで、会社を凝視しすぎて柔軟性を失っていた自分がいたかもしれない。
今回の結果が今後どう作用するかは誰もわからないが、会社に過度に期待せず、自分のお楽しみや活動を通して生活に潤いと豊かさを与えていく良いきっかけとなった。
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