2018年ロシアあいまい旅行記 2日目
2018年7月11日（水）、二日目朝、ペトロザヴォーツク到着。
■朝ご飯
寝過ごしたら怖いので到着の8時の1時間前にアラーム設定しつつ、5時台にもそもそ起きて上段ベッド付近に電源が見当たらず、通路に出てぼんやり車窓眺めながらスマホを充電。
ところで、すごい気になったのが、沿線の歩行者の多さ。
…………え、何で線路の上とことこ歩いてる地元の人たくさんいるの？と思いつつ、一瞬で通り過ぎるので写真は撮れてない。
買い物袋持って普通に歩いてたので、電車来たら避けとけばいい整備された通路扱いなのかもしれない。
6時過ぎに女性職員が昨日言っていた朝ご飯を持ってきてくれる。機内食っぽい感じだったけど、写真残してなかった。
他の寝台列車でも出るのかな？と思ったけど、その後の2回の乗車では朝ご飯出なかった。路線の違いなのか、取った車両で何か違うのかは分からず。
あと、車両の端にボイラー室があって、お湯は自由に使えて、乗車時はちょっとしたパンなどを置いて販売してました。
■ペトロザヴォーツク
定刻に到着。職員の人が君降りる駅、って一応教えに来てくれた。
駅名、合ってるよね！？と確認しながら降りて、まずはホテルに荷物を預けて高速船のチケットを受け取りに行こう、と思います。
まあ、タクシー使うのが普通ですが、そんな大きな街でもなし、駅からまっすぐ行けば湖あって、その湖沿岸だろう？という謎の自信で歩くことにします。
そこそこ方向感覚に自信がありつつ、足で歩かないと覚えない、というのがあるので、時間もあるので歩いていきます。
……割と遠かった。
ホテルで荷物を預け、高速船のチケットを受け取……ったんだと思うんですが、記憶が曖昧です。
乗り場はここだよ、と教えてもらって、ぷらぷら向かいます。
観光用農場みたいなのがあって、馬がいたり。朝めっちゃ鶏鳴いてた。
小さな遊園地があったり。
ロシアの木彫りの熊は鮭じゃなくて酒持ってる。
ロシアの顔出し看板。
高速船。
■キジ島へ
時間になったので高速船に乗って、約一時間。湖に浮かぶ小島の間を進む、なんかジブリで観たような風景が続きます。
さて、目的のキジ島の世界遺産、木造教会群。メインの教会が改修中なのは知っていたのですが、準備編で書いた通り、ちょうど屋根のドームを宙に浮かせた状態の改修最中ということで、少し前に旅行した人の写真等を参考に、面白いのが観られるのでは、と向かいました。
そして、見えてきまし……た。
一番大事な頭の部分がない。
マジでか……、となりつつ、到着です。
綺麗な島です、キジー島。
ちなみに水辺には毒蛇いるから気をつけてね！って言われた。
あと、アブもやばいらしいので、虫除けスプレー持ってくといいです。
教会。まあ、これはこれで面白い。
全てポプラの木で作ってるそうで、この白木の状態が雨風に晒されて鈍い銀色に変わっていくそうです。
木の瓦、って言っていいのかな？
実演してくれてました。斧でさくさく形作っていく。
現地は、昔のロシアの田舎の風景が残っているということで、その頃の暮らしぶりを衣装を着て再現してくれています。田舎の民家もそのまま。
使うかどうかは知らんけど資料資料！と撮りまくるオタク。
船を下りて入場して、島の南側にある教会の方に向かって、周辺をぐるっと回って、桟橋の辺りに戻ってきたところで残り1時間。
そういえばチケットは往復の時間が決まっているので、それ以外の時間に乗ることとかはできません。滞在時間は4時間だったかと。
残り1時間を北側歩いてくるか悩んで、暑いのと疲れたのとお腹すいたので諦めて桟橋横のレストランで休憩。
島全部を回るなら、レンタルサイクルあるみたいなので、これ借りた方がいいと思います。
■SIMを求めて……
船に乗ってペトロザヴォーツクに戻り、時刻は17時前。
ホテルに戻る前にやることがあります。生命線、もといインターネットの確保、フリーSIM再チャレンジです。
このために、ホテル行くとき歩いて携帯キャリアの店がある場所を確認してました。
またてくてく歩いて駅前の方に向かいます。
一件目、ここだ、とショッピングモールに入っていたお店に入って「フリーSIMください！」とお願いするも、全く通じず。
あ、この店員は無理っぽい、と思って店を出てちょっと心折れつつ、別の店舗へ。
「ワレ、旅行者、いる間、使える、SIMカード、欲しい」
って訴えて、今度はなんとか通じて入れてもらいます。
「終わったよ、でも、iOSのアップデートがかかってて、これ終わらせないと通常画面に戻らないね！」
…………えっと、生命線繋がってない。
お店のWi-Fiとか、使わせて、もらえる？って聞いたけどきっぱりムリ、って断られる。
最後のフリーWi-Fi難民になって、どこか、Wi-Fi使えるお店ないかな、とウロウロウロウロしていたところ、不審な動きをするアジア人に、通りすがりのお兄ちゃんが、「大丈夫？ なんか困ってる？」と声をかけてくれる。
フリーSIMを手に入れたんだけど、iOSのアップデートで使えない。アップデートを終わらせるためにどこかネットに繋げるお店はありませんか？と聞いたところ、少し考えてお兄ちゃんは言いました。
「テザリングしてあげるよ」
……神！？
いや、本当に、びっくりするぐらいロシアの人達、不審なアジア人に親切だった。
テザリング設定してくれて、割とさくっとダウンロード完了、インストール終了、そして起動する通常画面。
生命線繋がった…………！
「スパシーバ！ サンキュー！ アリガト！」
とめちゃくちゃ感謝して、お兄ちゃんと別れました。
グーグル翻訳とマップ、ネット検索、何かあった時に繋がるTwitterとLINE、電話を手に入れて、どうにか一人旅の装備が整ったところで、適当にご飯を買ってホテルに帰って寝ます。
3日目はペトロザヴォーツク散策です。