2018年ロシアあいまい旅行記 5日目
2018年7月14日(土)、この日は少し郊外のエカテリーナ宮殿に行ってみます。
■バスを乗り過ごす
行き方を調べて出てきたのが、地下鉄のモスコフスカヤ駅から乗り合いバス(マルシュルートカ)に乗っていく方法。
まず、メトロに乗ります。
地下鉄は料金一律45ルーブル。自販機にお金を入れると乗車用コインのトークンとお釣りがどばっと出てきます。
まだコインを理解してない外国人にはどれがトークンなのかわからない。
このMマークのコインを改札機に入れると地下鉄に乗れます。
ひとまずモスコフスカヤ駅に到着、レーニンおじさんの彫像を眺めつつ、着たバスに宮殿に行くか確認してから乗り込みます。
隣の席に猿を座らせたりしながら、のんびり向かい、宮殿が見えて……きません。あれ、所要時間大幅に過ぎてないかな、とグーグルマップを確認。
……離れて行ってるるね。
どうも、乗ったバスは宮殿が終点ではなかったようで、乗り過ごしたようです。
マルシュルートカの運転手さんは英語がほぼ通じませんが、とりあえず宮殿行きたいんだけど、どうすればいいかな?と聞くと、ここのバスターミナルで降りて、逆方向のバスに乗れ、と降ろされる。
バスターミナルといいつつ、何もない田舎の広場です。野良犬が歩いてますね。
お店なども見当たりません。
まあ、最悪サンクトペテルブルクに戻るバスくらいは来るだろう、と時刻表を眺めて判断し、だらだらスマホゲームをして待つこと15分ほど。
バスが来たので、エカテリーナ宮殿行きますか?と聞くと、運転手さん、迷子だ、という目をして、運転席の横の席に座れ、と示しました。
降りるところ教えてあげるからここ座りなさい、と。
なんかある意味特等席に座らせてもらって、再度宮殿行きチャレンジ。
■エカテリーナ宮殿到着
ここで降りろ、と街中で降ろされて理解。それっぽいところで降りたらいいかな、という認識が間違ってました。
宮殿、全く見えません。
離宮が広すぎて、全く歩いてて見えない。案内看板を頼りに向かいます。
豪華さにある意味慣れてきた。
やっぱり空間恐怖症の気配は感じる。この絵、そこまで敷き詰める必要あった……?
庭も広くて綺麗です。っていうか、この庭が広すぎて、一切バスの降り場周辺から宮殿が見えない。
■ゆるいマルシュルートカ
帰りもバスに乗って帰ります。
マルシュルートカ、乗り合いバス、とガイドブックなどに記載がありますが、沿線どこでも好きに呼び止めて乗り込めるみたいです。運転しながら電話しまくり、メールもする、ゆるいバス。
英語はほぼ通じません。単語でどうにか行きたいところを伝えて料金を払って乗せてもらいます。
サンクトペテルブルクのモスコフスカヤ駅に戻りたいんだけど、行く?と聞くと、困った顔をする運転手のおじさん、また運転手席横座れ、と指示されます。定位置。
料金を払おうとすると、いらん、と言われます。
私の後にも英語圏のおばさま達がサンクトペテルブルク戻りたいわーと乗ってきて、やっぱり料金支払いを拒否られ、戸惑いつつ席に座ります。
????と思いつつ、バスは出発。しばらく走って、向こうからバスがやってきたのを見て停車し、クラクションを鳴らして向こうのバスを停めます。
何やら大声でバスの窓から話し合うことしばらく、両方のバスのドアが開きます。
「お前たち、あっちのバスに乗って料金払って帰れ」
……サンクトペテルブルクに行かないバスだったけど、この観光客どもに伝える方法ないから、もう乗せて走って、そっち方面向かう仲間見つけたら任せよう、っていう対処だったようです。
ゆるい。
翌日はサンクトペテルブルク市内観光と夜にバレエ観劇です。