ゴー宣道場によるアンチ認定とは
前回はゴー宣道場幹部門弟sava氏追放の経緯を書いた。
正確にはsava氏は門弟登録をしていないし、設営隊でもなかったようだが、道場設立最初期に戦場ジャーナリスト渡部陽一が受け持っていた「戦場からこんにちは」というゴー宣道場が配信していたネット番組にアシスタント役として出演する程度にはコアな小林シンパであった。
その彼女が2019年5月、唐突によしりん企画から「アンチ認定」され、追放された。
とりあえず自分たちの不祥事が発覚しそうになると、不都合な人物をアンチ(裏切り者・叛逆者)に仕立て上げ、スケープゴートにして始末する。
それはおそらくかなり以前から小林界隈が繰り返して来た手口であり、ゴー宣道場でもそれを続けたのであろう。
小林のそれ以前の活動、ゴー宣連載のなかで起きたトラブルの数々などいまいち霧の中、藪の中で起きた出来事のようで単なる読者の側からははっきり見えず、ただ小林がマンガの中で描いている説明のみで理解するしか手立てがなかったものの実態が理解出来るようになった。
それまでは曖昧なままで流して来たこれまでのこと、その裏側ではつまり今回のsava追放のやり口と同じ手段が用いられてきたであろうことが容易に想像がつく。
ゴー宣道場では最初期から複数のトラブルがあり、その度に小林はマンガやブログで、相手側にすべての問題があったかのように言って追放してきたのだが、読者の側からしたら真相は分からないままということがほとんどである。
真相がはっきりした件は仙台の高弟shinkimu破門騒動からであろう。
それはshinkimu氏が決して諦めずに声をあげ続けたからである。
普通ならば何の後ろ盾もない一般人が、発信する場を幾つも持っているマンガ家小林よしのりに対抗する術などないに等しいから泣き寝入りしてしまうものであろう。
だが、shinkimu氏は声をあげた。
小林がブロマガにあげた記事の中で明確なデマを並べ、一般人であるshinkimu氏を「ストーカー化したアンチ」であると認定し、家庭不和さえ起きかねない内容を書き連ねたのであるから、それにshinkimu氏が反論するのは当然与えられるべき権利である。
外野は小林の言い分とshinkimu氏の言い分を共に読んだ上で真相を判断すべきだろう。
しかしshinkimu氏がライジングコメント欄に反論を投稿したにも関わらず、よしりん企画時浦兼は再反論するでもなくコメントを削除してまるでなかったことのように無視をするのだから呆れ果てる。
そのデマ記事が配信された半年ほど前(2016年春頃)に私はブロマガを退会しており、かといってアンチになったというわけでもなく、ただもはや支持する気持ちもなく、かなり以前からマンガ作品としてはまったく評価していなかったので「買って応援」という気分もなく、その他大勢の著名人と同様にたまに発言をチェックするぐらいになっていたのだが、さすがに一般人に過ぎない一私人であるshinkimu氏をその人と分かるような筆致でストーカー認定するのはやりすぎであり、ましてやshinkimu氏の家族の発言としてshinkimu氏が精神的におかしくなっているかのように書くのはもはや批判の範疇にはおさまらない単なる中傷だろうと憤慨した覚えがある。
あまりに酷いと思ったのだろう。
ライジングコメント欄に投稿されたshinkimu氏のコメントを思わずスクショした。
以下が、当時スクショした画像である。
スクショしたところで、その使い道もないし、私に出来ることは何一つないので、「shinkimuさんもゴー宣道場なんかに出入りして、目立った発言をしたばっかりにとんでもない酷い目にあっちゃって、カワイソ」などと所詮は他人事として同情するだけであった。
まさか、その2年後にshinkimu氏がやられたデマ攻撃を私の妻が受けることになるとは想像だにしていなかった。
shinkimu騒動(ストーカー記事)のあと、道場では門弟(門下生?)たちが小林への忠誠心を競い合うようになる。
そのキッカケを作ったのは、これまで道場に参加せずにライジングコメント欄に常駐し、他のコメント投稿者を仕切っていた珍妙な関西人である。
この関西人について今語ることは出来ない。
その事情については知っている人は理解していただけると思うが、そうでない人には申し訳ない。
現在係争中につき、それが終わり次第、詳しく説明させていただきたい。
とまれ、小林界隈は2016年下旬から2019年上旬あたりで関東門弟とは別に地方門下生というのが派生し、その2組の間で軋轢があったことは関東サイドであるsava氏が元古参門弟である葉月蓮さんに打ち明けている。
その忠誠心の競い合いは道場発足当初から多少見受けられはしたが、それは「公論の場」を作ってくれた相手へ敬意を示す意味程度のものであり、それ以上の感情、つまりは信仰のようなものになってはいけないし、ハタからそう見られてはいけないという意識は強く持っていた人が大半だったわけだが、その距離感を保とうとしていた読者が次々にアンチ認定され、それに呆れた読者が離れてゆき、ひたすら小林に媚び、追従し、忠誠を誓うシンパのみが道場に依存してゆくことになる。
2019年のGWに行われた「じっくりよしりん会」というオフ会(会合)の席で、sava氏は小林に詰め寄り、自らの正義を守る為にはアンチと正々堂々と真っ向勝負すべきだと直訴し、その結果としてsava氏はアンチ認定され排除されることとなった。
その会合ではsava氏と近い考えであった古参ビビはチェブリンもん子とバチバチであったことを翌日エアーな呟きで披露した。
そんなわけで、チェブリンもん子の台頭により、古参ビビは敗走する。
その他にもsava氏への理不尽な対応に疑問を抱いた門弟たちが自主退会するなどし、本気で公論形成を目指していたタイプの人たちがゴー宣道場から去ってゆき、以後、小林を王様に祭りあげる二大勢力がしのぎを削る乱世が始まった。
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