COVID-19パンデミック以降の小林よしのり教団
ゴー宣道場内部で古参門下生や東北門下生が集団リンチ(イジメ?)の末に追放されたのは2020年初頭のことである。
その後も些細な理由で言いがかりをつけて、ターゲットにされた門下生は弁明の余地もなく粛清されるということが繰り返された。
なかには「反ちぇぶ蛆虫」などと痛罵され、虫ケラ扱いされた支援者もいた。
しかし2020年以降も小林の主張に賛同し続け門下生でいた連中に対しては、それ以前にリンチに遭って追放された人たちのようには同情できない。
それこそエネルギー問題や皇統問題や憲法問題といった政治的課題や思想信条についてならば、意見の違いはあれど、世の行く末について深く考えている者として尊重し合えるが、明らかに社会に害をなす行動に出た奴らが、その集団内部でどんな酷い目に遭っていたところで同情するに値しない。
2020年初頭からおそらくは世界史に残り警句として長く語り継がれるであろう感染症の世界的大流行が起きた。そう、COVID-19パンデミックである。
この時小林よしのりは既に売れっ子マンガ家と呼べるような立場になく、おそらく本人としては相当に焦っていたのだろう。
社会派気取り、思想家気取りで、とにかく世間がギョッとするような気を衒ったことを主張しては注目を集めるという手口にもそろそろ限界が来ていた。
オオカミ少年よろしく、誰もが「あいつまた言ってるよ」と呆れ果て、次第に相手にされなくもなり、またその手の炎上芸で日銭を稼ぐ輩は迷惑系配信者など数多いて、それこそ若輩者が無茶を言うから笑われたり怒られたりとバズったり炎上したりするわけで、年寄りがみっともなく世間を逆撫でしてみせても、ただただ白けるだけなのは当たり前の話であろう。
マヌケな小林よしのりにはそれが理解出来ずに、とにかく人の目を引くには逆張りをして、世間に喧嘩腰で食ってかかることだと馬鹿の一つ覚えで意気込んで、医療に携わる専門家たちが説く感染症対策を全否定してみせた。
医学に関する専門的な知識がまるでないのに、耳目を集める為だけに行政が出したガイドラインの逆張りをし、それを正当化する為の理屈をこねる為にネットに溢れる陰謀論に加担し、まったく根拠もない危険性をおどろおどろしく煽る。その手段としてマンガを利用して拡散する小林よしのり。
以前ほどの威力はなく、大半の真っ当な世間一般の人々はそんな愚かしい陰謀論マンガなど相手にもしなかったが、もともと一定数いた陰謀論者たちやその類いの煽りに揺らいでしまう精神的に不安定な人たちからは熱烈な支持を得た。
このような熱烈な反応を近年受けていなかった小林が喜色満面になるのは仕方がないのかもしれない。
かつて薬害エイズ運動で学生たちから離反され、その恨みからリベラルを異様に敵視して、一気に右傾化していったように、自分を賛美して迎え入れてくるところに一気に突き進んでしまう心の弱さは若い頃から変わらないのだろう。
小林はコロナ禍に完全に陰謀論者たちと結託し、それはもはや引き返すことは不可能な地点まで行ってしまった。
そのことについて、noteに詳しく記述するつもりはない。何故なら私はCOVID-19についての知識に乏しいし、あまり興味がないからだ。
ただ、小林は2020年以降はコロナの感染症対策以外についても明らかにぶっ壊れた発言を繰り返すようになる。
いやいや、小林は以前から馬鹿丸出しの暴言を吐いていましたよとツッコミを入れてくる方もいらっしゃるかもしれないが、馬鹿丸出しの暴言どころではない、完全に陰謀論にイッちゃっている妄言や行動が増えてきたことを見逃してはいけない。
私が驚くのは、2020年以前からの読者であった連中が、今の小林を支持していることだ。
かつてのゴー宣に描かれていたこととどう整合性をつけているのか謎だが、未だに残っていられる奴はそこまで深く考えていたわけではなく、単に「世間の逆を行く俺ってカッケー」ぐらいの感覚で小林を支持し続けているだけなのかもしれない。
それはまあ勝手にどうぞという話ではあるが、さすがに感染症対策などに関しては放置しておくわけにはいかない。
それは国民の実生活に害をなす行為だからである。
だから冒頭で述べた通り、小林の「コロナ論」を支持した奴が道場の内部抗争に敗れて、不当な理由で粛清されたとしてもまったく同情できない。
蛆虫呼ばわりされてなお、小林に縋り付くような完全な信者がどのような処遇を受けようが知ったこっちゃない。
皇統問題で順位を覆してでも敬宮内親王に皇位を継がせようと運動すること自体は別に一般社会に与える害はほぼないしどうでも良い。
勝手にやっていろである。
しかしそうではない、一般社会に危害を加えるような活動をした時点でアウツである。
私は小林だけではなく、小林を盲信するゴー宣道場門下生も同罪であり、アウツであると思っているが、道場の不正に気づいて離脱した人は批判の対象にはしない。
「目が覚めて良かったね」と思うし、その恥ずべき黒歴史から逃れたい人は沈黙したままでいいし、私の告発に協力することをこちらから求めることもない。
ただ、反ワクチン運動などで実際に行動した連中には反省を促すし、ダンマリを決め込んでバックれるような卑怯者については折に触れ批判し続ける。
自分の反社会的活動について反省しないばかりか、こちらへ悪意や恨みを抱き、嫌がらせを続ける奴もいるのだから呆れる。
その案件についてはまだ語ることは出来ない。
おそらく来年の春以降にnoteに纏めることができるだろう。
さて、次回はコロナ禍のゴー宣道場について振り返ろう。