『GOOD-善き人-』を観てきた
萩原さんが出演されてる舞台を先日観てきた!
「おもしろい」って類の作品ではないけど、自分が知らない歴史や世界に触れる機会になって、没入できる時間だった。
東京公演は4/20,21。この土日いっぱい。
兵庫公演が4/27,28なので、まだの方はぜひ!
予習推奨な内容
先に観に行かれた方や麻雀プロの感想観ても、難しくて観劇後に色々調べたなどの投稿があったり、逆に理解したくて2回観に行く人もいました。
タイミング的にも自分は2回は無理そうだったので、公式のあらすじやコメント目を通してたのですが、この記事読んでおいた方がいいよーと教えていただいたのが良かった。
安楽死プログラムとT4作戦
https://encyclopedia.ushmm.org/content/ja/article/euthanasia-program
水晶の夜
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E6%99%B6%E3%81%AE%E5%A4%9C
特に安楽死プログラムの記事は読んどくと、序盤からある登場人物たちの見え方が変わるので、目を通してよかったなと思った。
また黒沢さんも書かれてたけど、こういう歴史的事実があったことを知れただけでも行った価値があったと思いました。
https://x.com/kurosawasaki/status/1780940160324251791?s=46&t=4SG7jARMpzxJTPa__2XC5g
感想色々(ネタバレあり)
作品のネタバレ含む感想を挙げてくので、これから観に行く方は後で見ることをオススメします!
語彙力ないオタクなので、表現の薄さはあしからず。
佐藤隆太さんやばすぎ。
ほぼ3時間ステージに出っ放し、喋りっぱなしで大変だっただろうなと思った。舞台に置いてある白いキューブの上を飛び回っていくところとか、倒れないか心配だった。萩原さんオーラありすぎ。
主人公に対立するキャラだからか、熱血的な感情を持つキャラとして舞台上唯一の存在だったのでは。それゆえに、出てくる度にモーリスきたきたー!ってなる。
歌もあるって事前に知ってたけど良かった(語彙)障がいを持った子どものシーンが一瞬あるけど、リアルすぎて強く印象に残ってる。
舞台装置も凄かった。こういうの考える人天才だなと思う。
前回の「しびれ雲」が転換する舞台だったのに対して、今回は一切転換せずに描いてる。
こうした舞台装置や小道具に感心できるのは、映像作品では味わえない、生のお芝居の醍醐味だと思う。ストーリーに関して。自分はこないだ観た映画『オッペンハイマー』と重なるなーと思いながら観てた。理由は4点。
① 一方はドイツ、一方はアメリカだけど、どちらも大戦中のナチスに疑念や反感を持って、時代に振り回されてる点
② 主人公が罪の意識と葛藤しながらも、その時代の時計の針を進めてしまう点
③ シーンが行ったり来たりする点(時系列シャッフル)
④ 主人公が不倫して、最終的には不倫相手がヒロインポジションになってる点(主人公の人間味が表現されてるとも言えるけど)
直近の作品だけに、かなりリンクしてて面白かった。クライマックス(演奏は本物だったのです!だーん!)の意味は未だによくは分からない。色々調べたけど、
① 当時のアウシュビッツ収容所では本当に音楽団が演奏してたらしい。収容される人たちの心を少しでも穏やかにするためだとか。(ここら辺の史実を知ると心が辛くなる)
②この舞台は元々世界で有名な脚本なんだけど、原作からずっとあるオチらしい。
なので自分が考えるに、『オッペンハイマー』でいう足音みたいに、楽団の演奏が主人公のトラウマの鍵だったのでは。本物の時系列は最後だけで、全て主人公の回想だったのでは。と思った。
最後に
ちなみに、色々感想や考察を調べてて見つけたけど、この脚本で映画も制作されてた。
https://youtu.be/JTjdRfrCgM8?si=7KVnXvo92gHXAjtq
どーしても舞台を観に行けない人で、気になる人がいたら映画でもいいかもしれない。
内容が内容だけに長くなっちゃったけど、今後も自分がインプットした作品、イベント、そして麻雀のこともnoteにまとめて行けるといいな。