警察採用試験受けてみた
こんにちは、こんばんは
しがない大学生です。
およそ2か月の夏休みが終わり、憂鬱な毎日を過ごす日々です。
免許取得やら、バイトやらを資格勉強があるからと先延ばしにしてきた私ですが、警察採用試験を受けてほしいという話には二つ返事で引き受けました。
ことのきっかけは現役警察官の知人からのお願いでした。
詳細には把握していないのですが、警察採用試験を知り合いに紹介することで昇進の加点につながるという話があるらしいです。そこで選ばれたのが、私と私の兄で「応募だけでいいから…」とのことでした。
せっかく応募するのであれば警察学校行ってみたい(「教場」テレビドラマの影響)と謎の好奇心が働き、9月某日日曜日に某県警察学校へと試験を受けに向かいました。
試験当日の日、私はまさに借りてきた猫状態で何の情報もないまま教室の指定された席に着いていました。
ここで警察採用試験の詳細について少し解説します。(この情報は私が受験した某県の令和6年度時点のものであるため、正確な情報は各都道府県警察ホームページを参照してください)
警察採用試験では第一次試験と第二次試験の二つの試験を受験し合格することで晴れて警察学校に入学することができます。
第一次試験は筆記試験で、教養試験や作文試験などで基礎的な能力を測るというもので、一次試験に合格することで二次試験に進むことができます。
第二次試験は面接と体力検査です。体力検査といっても中学や高校で行われるような体力テストのようなもので、腕立て伏せや握力などが行われるそうです。
私が試験当日に知っていたことはこれから筆記試験が行われること、教養試験、作文試験、適性検査…?があることでした。時間割も何も知らされないのでこれから何が巻き起こるんだと怯えていました。
そういえば服装についてですが、受験生の皆さんの9割9分がスーツや制服を着用していました。私が受験したのは高卒や卒業見込みの人が申し込める三類であったため制服が多かったのでしょう。私はというと普通に私服で行っていたので、すごい目線を感じるような気がしてそわそわしていました。
では、話を戻して受けた試験について書いていきます。
1時間目 教養試験(120分)
マーク形式の問題で4つの選択肢の中から1つ選ぶというもの。難易度は共通テストのような感じで高校レベルの国数英理社が出題される。
私の体感では社会(政治経済)と国語の読解が多かったです。意外と時間が余らず120分しっかりと解きました。
2時間目 適性検査1 クレペリン検査
クレペリン検査というものを用いて、その人の忍耐強さとか、なんだとかを調べるもの。無数の一桁の数字がびっしり詰まっていて、両隣の数の和の一の位をどんどん書いていく。説明難しい。
これが地獄すぎました。一種の拷問みたいだと思うほど、目の前がチカチカして頭が爆発しそうでした。ぜひ一度体験してみてください。
3時間目 作文試験(90分)
お題にそって800字程度の作文を記述するというもの。お題は毎年変わっているが、難解なものというよりは志望動機であったり、事件についての考えなど純粋な受験者の考え方をみるもの。
今年のお題は「あなたが警察官を志望したのはなぜか、またどのような警察官になりたいか」でした。
私は教養試験などはまったく勉強していませんでしたが、作文だけは白紙でだすのは嫌だと思い、事前にどのようなことを書こうかと考えていたので、スラスラと書くことができました。
4時間目 適性検査2 問題数約300問のアンケート
気軽な気持ちで答えるアンケート。本当に普通のアンケート。
え、問題数多すぎないかと思いましたが30分程度で解き終わりました。内容も一般的なもので答えやすかったです。
以上の試験が第一次試験で行われました。
そして結果は9月末に発表されると言われ、解散しました。
気になる結果ですが、番号一覧で発表と、合格者に二次試験の案内ハガキが郵送で届くという形で知らされます。
![](https://assets.st-note.com/img/1728522773-xGJ0li2FfMT4PUHvtbkauZRE.jpg?width=1200)
合格してました。やったー
しかし、大学を中退するわけにもいかないので、私の試験は終了です。
なんとなくうれしいですね。
警察採用試験のシビアさ(主にクレペリン検査)と警察学校の内部に入るというもう二度とないような体験ができとても良かったです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
締め切りが近いレポートを横目にこの文章を書いている私ですが、「なんかおもしれーことしたいな」を人生の原動力としているので今回の出来事は貴重な思い出となりました。
あの場で一緒に試験を受けた未来の警察官の方々、社会で今も働いている人々に最大の敬意を示して、この駄文を締めくくりたいと思います。