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ハノイ良いとこ、一度はおいで(麺料理編)

シンチャオ(Xin chào)、副代表の川崎です。

自分のバトンのタイミングで、最近は国際協力キャリアのマガジンの方で開発コンサルタントのお仕事特集の記事を投稿しておりましたので、久しぶりのゆるふわ日記への投稿です。

ちなみに、国際協力キャリアの記事は有料記事となっておりまして、内容について参考になったなら(ならなくても)、ぽちっと100円でご購入いただけると当団体の活動資金としてネパ―ルの子供たちのために活用させていただきますので、是非よろしければぽちっとお願いいたします。
マガジン単位でご購入いただければ、現在26本もの参考になる記事が500円で読めます。ぜひぜひお手に取ってご覧いただければ幸いです。

さて、今年初めのゆるふわ日記にて記載のとおり、昨年からベトナムのハノイに駐在をしております。
実は昨年度中は日本に残してきた仕事もあったり家族も日本にいたので、毎月のように一時帰国していたのですが、ついにこの5月から本格的に赴任となり、家族も近くハノイに来てもらえることとなっています。

というわけで、「ハノイ良いとこ、一度はおいで」という記事を書いておかないとならないのかなと思っており、前回のゆるふわ日記がアメリカにいながらネパール料理を愛してやまない山田の記事でしたので、それに続いて私もハノイの食生活について書こうと思います。

私、個人的にも麺類が大変好きなので、初回は「麺料理編」でお届けいたします。

1.ベトナムと言えばフォー(Phở)

定番の鶏肉のフォー。クリアなスープに、茹でた鶏肉とネギやパクチー(個人的にはなくていい)のトッピングでいただきます。

ベトナムの面料理と言えば、誰もがフォー(phở)を思い浮かべると思います。
フォーは、米粉からできた平たい麺ですね。

街中にもあらゆるところにフォー屋さんがあります。
フォーのトッピングは、ほぼほぼ2種類で鶏肉か牛肉。
で、こちらに来て知ったのが、どこの店もどちらかしか置いていない。鶏肉のフォー(フォガー phở gà)の店はそれしか置いてなく、牛肉のフォー(フォボー phở bò)の店は牛肉しかない。それぞれのお店にこだわりがあるようです。

街中の料理屋さんはだいたいこんな感じ。どこの店も半分路上に出てて、机が並んでいたり、歩道で料理してたり。洗い物はほぼ歩道でやっていますね、で、洗ったお水を道路にジャーっと流しています。
ちなみに、こちらはトップ画像の看板のお店なのですが、牛肉フォーのお店になります。

もちろん、観光客向けのベトナム料理屋やチェーン店のようなところは両方置いていることもありますが、フォガーならあそこが美味しい、フォボーならあそこ、というようなこだわりが出てきます。
基本的な食べ方はスープ麺なので、それにライムを絞って、輪切り唐辛子をのせて食べる感じですかね。店によってはカリカリの揚げパン的なものも頼めて、それをスープに浸してふやかしながら食べるのも美味しいです。

このフォーですが、個人的に是非食べていただきたいのが「焼フォー」。フォーサオ(phở xào)と呼びます。xàoが「炒める」的な意味のようです。
店によって色々あるのだと思いますが、個人的に職場の近くでよくいくお店では、しょうゆベースの味付けで、小松菜、トマト、玉ねぎ、牛肉を炒めたものが乗っています。

奥がphở xào。ちなみに、手前はmì xàoといって、同じ味付けで麺がphởではなくmì(中華麺的な感じ。多分これはインスタント麺ですが)になったもので、これも美味しい!
つけあわせはキュウリの浅漬け。

お店によっては、フォー自体を油で揚げてパリパリの揚げ麺にした上に、餡かけのように肉野菜炒めをかけて食べるところもあり、これもまた美味しいです。

ということでフォーですが、街中のローカル食堂だと、スープ麺で食べても、焼きで食べてもだいたい4万VND(240円くらい)ですかね。ちょっとこぎれいなお店やチェーン店だと10万VND(600円くらい)、高級ホテル・レストランで食べると20万VND(1,200円くらい)、という感じです。
味は、断然ローカルの4万VNDのほうがうまいですね。


2.むしろメインなブン(Bún)

ベトナムに一度でも来たことがある方は食べたことがあるかもしれませんが、日本ではまだ馴染みがないかなと思うのがブン(bún)という麺です。
ブンも米粉から作られますが、フォーより細身でもちっとした感じの麺です。イメージはそうめんに近いかもしれません。

このブンはいろんな食べ方がありますが、ハノイで有名なのはブンチャー(bún chả、chảは「揚げる」)と言われるつけ麺風の食べ方。
濃い目のたれ(ヌクマムベース)に豚バラやハンバーグのようなものを炭火で焼いてトッピングし、そこに色々なハーブをいれた上で、ブンを漬けて食べます。

これがブンチャー。だいたいブンが山盛り出てきて、かなりボリューミー。ブンのおかわりも自由と聞いたことがありますが、到底食べきれません。野菜も沢山食べられるのがまたいい感じ。
ちなみに、奥は同じブンでもスープ麺。揚げ豆腐とかがトッピングされた、また違う食べ方になります。

このブンは想像以上にお腹の中で膨れるので、食べすぎには要注意です。

他にもブンをスープ麺にしてたべるのもあり、特にトマトベースのスープに色々な食材(カニのすり身や厚揚げのようなものなど)をのせて食べるのは、なかなか他で出会ったことがない美味しさです。

トマトベースのさっぱりスープ。具材も多いのでこれもまた一杯でお腹いっぱい食べられます。

また、ブンは、色々な料理においてご飯代わりに食べられるので、焼肉を食べたりする際にライスペーパーに一緒に巻き込んだり、チャーカー(Chả cá、cáは魚)と呼ばれる魚の炒め料理を食べる際に一緒に食べたり、何にでも合わせて食べる、日本でいう白ご飯のような存在でもありますね。

こういう鍋料理とかでも、ご飯ではなくブンと一緒に食べます。
これがチャーカー。大体どこにっても、揚げ魚を野菜と目の前で炒めて、それをブンと一緒にいただきます。魚が結構脂っこいので、ブンが良く合います。


3.ベトナムの麺は他にも

お店の看板で何の麺類があるかが分かります。ここは、ブンとミエンとバインダーがあります。
さらに、食べ方やトッピングもわかります。
Cuaが蟹、Giò Taiがベトナムのハムのようなもの、Chả cáは上でも紹介した揚げ魚、Bòは牛肉、Đậuは豆?らしい

他にも、ミエン(miến)と呼ばれる春雨だったり、バインダー(bánh đa)と呼ばれる平たく太い麺だったりというのを食べてきましたが、更にネットで見てみると、地方によっても味付けや太さ、原材料に違いがあるようで、まだ食べたことがないような麺もあるみたい。
麺好きにはほんとうれしい国ですね。

ちょっとわかりにくいと思いますが、これがバインダー。平たくて、ちょっと茶色がかった麺。この店のはシャコがのって美味しかったです。


4.ラーメンも激戦区に

ハノイがもう一つありがたいのが、日本のラーメンを出すお店が沢山あるところ。
ハノイに始めて来たのが2016年で、その頃はラーメンも居酒屋のメニューのひとつにあったかな、ぐらいの記憶なのですが、最近は次から次へとラーメン屋がオープンしています。
しかも、多様な味のラーメンの専門店が増えてきており、タンタンメン専門店、家系ラーメン専門店、とんこつラーメン専門店、という感じです。
私は日本でも独り飯の時にはほぼラーメンかつけ麺を食べるような人なもので、ハノイでもラーメン屋を見つけるとチャレンジしていますが、いずれもお店ごとにこだわりもあって、なかなかのお味です。
過去に香港や中東に長く住んでいたこともありますが、ハノイはありがたいことにラーメンも多様だし、味もいい感じで、ほんと助かっています。

ただ、ラーメンを食べに行くとだいたい20万VND(1,200円)弱はしてしまうので、高級品ではありますね。
というか、日本がラーメン安すぎなんだと思いますが。


5.世界の丸亀製麺ももちろんあります

で、最後は、香川県出身の人間として、丸亀製麺もあるので一安心、という感じです。メニューは結構ローカライズされているのと、値段も日本と変わらないくらいなので、あまり頻繁には行きませんが、、、
夕食時にはいつ行ってもベトナムの方で行列なので、フォーやブンを食べ慣れているベトナムの方にも、私のソウルフードである讃岐うどんが受け入れられていることがうれしくなります。

牛肉うどん(Udon Bò Kake)が一番人気かなと。
小で89,000VND(約500円)、日本でもこれぐらいしましたかね。

あれ、今気が付いたのですが、看板がMARUKAME UDONになっている。MARUGAMEじゃない。なんでだろう。。。公式HPにもこの店舗は載っているので、よく似た名前のパクリうどん屋ではないはずですが、、、
(⇒ネットで調べたら、MARUGAMEだとMARUゲームと読まれてゲーム屋と勘違いされるからだそうです。公式のプレスリリースもありました。)

以上、「ハノイ良いとこ、一度はおいで」の第一弾、ベトナム麺特集のお話しでした。
ネットで調べたらベトナム麺料理の解説記事も沢山出てくるので、ご興味を持たれた方は検索してもらえればと思いますし、何よりも是非現地に食べに来てください!


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