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超回顧録!ファミマガ 1985年10月号
バタバタで更新が滞ってすみません。さあにん@山本直人です。
今回は創刊3号。雑誌は創刊して3号目まで、創刊時の勢いで何が何だか状態で進んでいくというようなことを書きましたが、いよいよその第3号であります。
創刊号、創刊2号の実際に部数がどうだったかと言いますと、こちら『超実録裏話ファミマガ』に、実際の売り上げ調査票を掲載いたしましたが、
●創刊号 部数 113,480部 実売率 75%(85,110部)
●創刊2号 部数 98,300部 実売率 83%(81,589部)
となっております。こちら、調査票の部数はあくまで「予測」で、販売担当の方が調査店に聞き取り調査をした結果をもとに、経験則で予測をしたものになります。実際の販売部数が出るのは、取次からの返本が締まった後。これが雑誌の場合は3ヵ月、書籍の場合は6ヵ月程度のスパンを要するので、まだ完全な結果は出ていないのですが、通常雑誌では3割返本(実売70%)あたりが採算ラインですので、合格点として十分。という結果がでていたのでありました。
この結果を見て、3号目から雑誌の方針が変わるということがけっこうある、と、書きましたが、『ファミマガ』の場合、結果として大きく方針が変わるわけではなく、ただ、ファミコンの発売タイトルが増えてきた時期でもありまして、徐々にゲームタイトルの紹介ページが増える流れになっていくのであります。
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黎明期のゲーム専門誌の編集部の様子や、編集者・ライターとしてのお仕事のことがわかるだけでなく、1980-90年代のコンシューマゲーム業界のことも楽しめます。
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