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超回顧録!ファミマガ 1985年11月号 「スーパーマリオがやって来た!」
創刊してから3号を越え、4号めになりますと編集部も落ち着いてきます。本の中身についてもさることながら、スケジュールが落ち着いてくるんですね。毎月このあたりが作業時間で、このあたりが〆切。で、このあたりが校了っていう、時間のルーチンが身に染み付いてくるんです。
そうなりますと新しいこともしたくなるわけで、誌面の変化が本格的に始まるのもこの時期かなと思います。そんな雰囲気の中、「任天堂に取材に行く」という命題が与えられました。といっても、京都でなく、東京支社(当時は神田)ですが。その際に編集長(実際の役職は違うのですが、実質職務的には編集長)が「宮本さんも課長になって、張り切ってるから」(若干、言葉が違うかもしれないですが、ようは昇進したということですな)というようなことを言われたのを覚えています。
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黎明期のゲーム専門誌の編集部の様子や、編集者・ライターとしてのお仕事のことがわかるだけでなく、1980-90年代のコンシューマゲーム業界のことも楽しめます。
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『ファミリーコンピュータMagazine』2代目編集長のさあにん@山本直人が、『ファミマガ』のバックナンバーを手に取りながら、1冊1冊当時…
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