2022/8/5~8/11までの、上映作品と上映時間のお知らせ
2022/8/5~8/11に静岡シネ・ギャラリーにて上映される作品と、その上映時間をお知らせいたします。
この機会に是非ご覧下さい。
2022/8/5(金)~8/11(木)までの上映作品と上映時間のお知らせ
※『わたしは最悪。』以外の作品は、8/18まで上映を予定しております。
8/12以降はほとんどの作品の上映開始時間が変更になりますので、再度note、公式HP(http://www.cine-gallery.jp/)をご確認ください。
ボイリング・ポイント/沸騰
①10:45~12:25 ②14:20~16:00 ③19:30~21:10
母へ捧げる僕たちのアリア
①10:10~12:05
Blue Island 憂鬱之島
①17:55~19:35
神々の山嶺(いただき)
①12:15~13:55 ②19:45~21:25
シネマスコーレを解剖する
①15:40~17:15
8/6(土)木全純治シネマスコーレ支配人舞台挨拶あり
マルケータ・ラザロヴァー
①14:05~16:55
長崎の郵便配達
①9:50~11:35 ②13:45~15:30
WANDA
①11:45~13:35
わたしは最悪。
①17:05~19:20
2022/8/5~8/11に上映される作品について
『ボイリング・ポイント/沸騰』
一年で最も賑わうクリスマス前の金曜日、ロンドンの人気高級レストラン。その日、オーナーシェフのアンディは妻子と別居し疲れきっていた。運悪く衛生管理検査があり評価を下げられ、次々とトラブルに見舞われるアンディ。気を取り直して開店するが、予約過多でスタッフたちは一触即発状態。そんな中、アンディのライバルシェフ・アリステアが有名なグルメ評論家サラを連れてサプライズ来店する。さらに、脅迫まがいの取引を持ちかけてきて…。もはや心身の限界点を超えつつあるアンディは、この波乱に満ちた一日を切り抜けられるのか……。
『母へ捧げる僕たちのアリア』
南仏の海沿いの町の古ぼけた公営団地で、兄3人と暮らす14歳のヌール。重篤で昏睡状態の母を兄弟4人で自宅介護する生活は苦しく、まだ中学生ながら夏休みは兄の仕事の手伝いと家事に追われる毎日だ。そんなヌールの欠かせない日課は、毎夕、母の部屋の前までスピーカーを引っ張っていき、母が大好きなオペラを聴かせてあげること。そんなある日、教育奉仕作業の一環で校内清掃中だったヌールは、そこで歌の夏期レッスンをしていた講師に呼び止められ、歌うことに魅せられていくのだが――。
『神々の山嶺(いただき)』
「登山家マロリーがエベレスト初登頂を成し遂げたかもしれない」といういまだ未解決の謎。その謎が解明されれば歴史が変わることになる。カメラマンの深町誠はネパールで、何年も前に消息を絶った孤高のクライマー・羽生丈二が、マロリーの遺品と思われるカメラを手に去っていく姿を目撃。深町は、羽生を見つけ出しマロリーの謎を突き止めようと、羽生の人生の軌跡を追い始める。やがて二人の運命は交差し、不可能とされる冬季エベレスト南西壁無酸素単独登頂に挑むこととなる。
『マルケータ・ラザロヴァー』
舞台は13世紀半ば、動乱のボヘミア王国。
ロハーチェックの領主コズリークは、勇猛な騎士であると同時に残虐な盗賊でもあった。ある凍てつく冬の日、コズリークの息子ミコラーシュとアダムは遠征中の伯爵一行を襲撃し、伯爵の息子クリスティアンを捕虜として捕らえる。王は捕虜奪還とロハーチェック討伐を試み、元商人のピヴォを指揮官とする精鋭部隊を送る。
一方オボジシュテェの領主ラザルは、時にコズリーク一門の獲物を横取りしながらも豊かに暮らしていた。彼にはマルケータという、将来修道女になることを約束されている娘がいた…
『長崎の郵便配達』
ピーター・タウンゼンド氏は戦時中、英空軍のパイロットとして英雄となり、退官後はイギリス王室に仕え、マーガレット王女と恋に落ちるも周囲の猛反対で破局。この世紀の悲恋は世界中で話題となり、映画『ローマの休日』のモチーフになったともいわれる。その後、世界を回り、ジャーナリストとなった彼が、日本の長崎で出会ったのが、16歳で郵便配達の途中に被爆した谷口稜曄(スミテル)さんだった。生涯をかけて核廃絶を世界に訴え続けた谷口さんをタウンゼンド氏は取材し、1984年にノンフィクション小説「THE POSTMAN OF NAGASAKI」を出版する。
2018年8月、長崎。ピーター・タウンゼンド氏の娘であるイザベルさんは本をなぞり、 時に父のボイスメモに耳を傾けながら、スミテル少年が毎日歩いた階段や神社、そして被爆した周辺などを訪ね歩く。旅の終わりに彼女が見る景色とは――。
『WANDA/ワンダ』
ペンシルベニアの炭鉱町に住むワンダは、自分の居場所を見つけられずにいる主婦。知人の老人を訪ねお金を貸してほしいと頼むワンダは、バスに乗り込み夫との離婚審問に遅れて出廷する。タバコを吸いヘアカーラーをつけたまま現れたワンダは、夫の希望通りあっさりと離婚を認め退出する。街を漂うワンダは、一軒の寂れたバーでMr.デニスと名乗る小悪党と知り合う。彼に言われるがまま、犯罪計画を手伝うハメになるワンダの行方は…。
『シネマスコーレを解剖する。 コロナなんかぶっとばせ』
シネマスコーレの座席数は51席。1983年に映画監督の若松孝二氏が創立して以来、木全支配人が見出したインディーズ映画やアジア映画の“知られざる名作”を“一日も休まずに”上映してきました。近年は坪井篤史副支配人が仕掛ける独創的なイベントで全国的に名前を知られるようになりました。
映画作品と観客の「近さ」が魅力だったシネマスコーレは、「密」の回避が叫ばれる社会で存続できるのか。
2年間に及ぶ取材をもとに、ミニシアターが映画文化の発展に果たしてきた役割の大きさ、そして“多様性”が持つ意味を問い掛けます。
『Blue Island 憂鬱之島』
すべては、彼らが世界と向き合おうとした時期に起きた出来事だった。ある者は文化大革命が起こるくらいならと、香港に向かって横たわる海峡を泳ぎ渡ることを選んだ。また、ある者は学生の自由の要求を支持し天安門広場へと向かったが、戦車と銃弾によって夢と肉体が削ぎ落とされる光景を目撃することになった。そして、あるものは理想の香港を作るため暴動の渦中に向かっていった…。この若き日の熱狂は、時代の移り変わりとともに深い闇の中に埋もれてしまった。しかし、彼らがいかに抵抗したかという記憶は、香港の歴史に残るかけがえのない瞬間の記録と証言であり、市民運動に参加する若者たちへ今でも多くの示唆を与えている。それぞれの世代の葛藤から、未曽有の危機に直面している香港の人々は、何を受け止め、どのような答えを導き出すのか。そして、私たち自身は…。
『わたしは最悪。』
第74回カンヌ国際映画祭女優賞を受賞。第94回アカデミー賞脚本賞&国際長編映画賞ノミネート!
学生時代は成績優秀で、アート系の才能や文才もあるのに、「これしかない!」という決定的な道が見つからず、いまだ人生の脇役のような気分のユリヤ。そんな彼女にグラフィックノベル作家として成功した年上の恋人アクセルは、妻や母といったポジションをすすめてくる。ある夜、招待されていないパーティに紛れ込んだユリヤは、若くて魅力的なアイヴィンに出会う。新たな恋の勢いに乗って、ユリヤは今度こそ自分の人生の主役の座をつかもうとするのだが──。
続映作品
『わたしは最悪。』は、2022/8/11まで続映いたします。
是非この機会にご覧ください。
2022/8/11にて終映する予定の作品
『わたしは最悪。』
は、2022/8/11にて終映予定となります。
今後続映が決定しました場合には、SNS、公式HP、noteなどでお知らせいたします。
是非お見逃しなく!
2022/8/12からはじまる作品について
『映画はアリスから始まった』
クローズアップ、特殊効果、カラー、音の同期…現在の標準的な映画製作技法を次々と生み出し、世界初の劇映画『キャベツ畑の妖精』や、超大作『キリストの誕生』など1,000本以上を監督した映画監督・製作・脚本家として、世界映画史に大きな足跡を残したアリス・ギイ。リュミエール兄弟やジョルジュ・メリエスと並ぶ映画のパイオニアであり、ハリウッドの映画製作システムの原型を作り上げた世界初の映画監督となった女性は、なぜ映画史から忘れ去られていたのか?
ベン・キングズレーや、アニエス・ヴァルダ、マーティン・スコセッシら映画界の早々たる面々や、アリス自身と彼女の親族らへの膨大なインタビューと緻密なリサーチ、アリス作品のフッテージの数々によってアリス・ギイの功績とその生涯をめぐる謎が今、明らかになる。
この機会に是非ご鑑賞ください。
皆様のお越しを心からお待ちしております。