THE SECOND鑑賞

　今日開催された「THE SECOND」は、16年以上もタイトルを手にしていない漫才師が出場できる、素晴らしい大会だった。
　毎年楽しみにしているM-1やキングオブコントといった賞レースから、輝かしい日々を手に入れたコンビたちを数多く見てきたが、その裏側には、出場権を勝ち取れず失意に暮れる芸人たちもいる。
　今回、私はマシンガンズを応援していたけれど、結果はギャロップが見事勝利を手にした。もしかしたらマシンガンズが3本目のネタを仕上げきれなかったことが致命的だったのかもしれない。また、ギャロップが板を踏んでいる回数は多かったように思える。
　どのコンビも、16年以上も続けてきた労や努力が詰まった漫才を見せてくれた。芸の上手さと個性が光っており、彼らの漫才を見ているだけで心が満たされた。全体的に見れば、本大会は非常に面白く、毎年開催されることを願いたい。そして、実力があるにもかかわらず、埋もれてしまっている芸人たちを救いたいと願わずにはいられなかった。