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モンゴル寝台列車旅 エルデネトへ社会主義時代の建物を見に行った話

ウランバートルから北西240kmにあるモンゴルで二番目に大きな都市、エルデネト。エルデネトとは、「富とともに」という意味です。

エルデネトにはアジアで最大レベルの大きな鉱山があり、この鉱山だけでGDPの13.5%、国税収入の7%がまかなわれています。

1974年にモンゴルがソ連の支援を受けて開発された街で、この街にはいまだに社会主義時代の名残が多く残っています。

エルデネト1974と書かれたモニュメント

今回はウランバートルから寝台列車に乗ってこの街に行った記録を書こうと思います。

こんな人におすすめ

  • 寝台列車に乗りたい

  • 社会主義時代の建物が気になる。

  • ウランバートルでも大草原でもないモンゴルを見たい。

列車には各車両に担当の人がいます。

寝台列車の予約方法

予約サイトがクレジットカードを受け付けないので、宿のモンゴル人に頼んでチケットを取ってもらいました。

Tapa Tripというアプリで空き状況は確認することができます。
(しかし決済はできませんでした。)

直接チケットカウンターに行っても購入することができます。

中心部から少し離れたところにあるウランバートル駅。

行きは2等に乗りました。The寝台列車という感じで風情があります。行きは定期的に止まりながら13時間の旅。

寝台列車の二等はこんな感じ。

寝台列車の車窓からモンゴルの大草原や家畜を見ながら行くことが出来ます。

家畜と大草原を眺めながらの旅

途中、深夜12時ごろに停車した駅で二人のモンゴル人が乗ってきて車両は満員に。

私達は下の段を取っていたのですが、私達の寝台に座って絡んできたので少し大変でした…。

ちなみに上の寝台に登るためのはしごなどはなく、その辺に足をかけて登ります。乗るなら下の段がおすすめ。

乗客に配られる袋。中にはシーツとタオルが入っています。

ついお酒を飲みたくなりますが、お酒は禁止で罰金対象になるので注意。

トイレ

トイレは洋式のものがあります。
レバーを踏むと排泄物がそのまま地面に落ちるシステム。
モンゴルは家畜の糞だらけなので気にしないのかもしれません。

蛇口は水の出し方が難しく使いにくかったです。

エルデネト到着

駅から中心部まではタクシーで10分程度。15,000トゥグルグでした。
ソ連と共同開発された街エルデネト。

ソ連とモンゴル共同で作られた街というのを表現するようなモニュメント

中にはソ連とモンゴルの友好を示すイラストがありました。

プロパカンダ?なイラスト
モンゴルの昔の国章と、開発をしている壁画
社会主義っぽいモニュメント。
マルクスの壁画。モンゴル語で「マルクスの教えは正確であるがゆえに最強である」と書かれているそう。
レーニンの壁画。

エルデネトでは社会主義時代の雰囲気が色濃く残る町並みが広がります。

カラフルな団地
ダイナミックな壁画。
窓枠がカラフル。
ウェスアンダーソンの世界のようです。
ピンクと青のマンション
上の模様や色遣いが独特です。
立ち並ぶ建物の模様が不思議。
オリンピック、スポーツ関係の施設でしょうか。
DNA型の街灯。
街灯の形が化学を連想させます。
流れ星の形で可愛いです。
エルデネトの街を外から見たところ

街は意外と小さく、大草原へも歩いて行くことが出来ます。街の中に家畜もいました。

郊外には家畜もいます。
少し歩けばモンゴルの大草原。馬もいます。

夜のエルデネト

夜のエルデネトは結構煌びやか。
建物が光る。
エルデネト鉱業のロゴが光る。

帰りの電車

行きでの反省を活かし、帰りは一等に乗りました。
チケットはカウンターで直接購入。

一等になると途端に豪華に。
豪華な2人専用の寝台列車になります。

備え付けの湯沸かし器があり、お湯をもらえます。カップヌードルなどを持ってきたら食べることもできます。

列車の中で石炭を燃やしていて驚き。

翌朝8時くらいにウランバートル駅に到着。

鉄道会社のアイコン?が格好いいです。

寝台列車で旅をしたい人、ちょっと変わったモンゴルへ行きたい人、社会主義時代の建物が気になる人は是非エルデネトへ!


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