第3週*パワーの感覚を取り戻す
3週はこれまで誤って受け入れてきたまやかしの限界を取り払い、閉じ込められていた潜在的な力に出会っていきます。
あなたが創造的であるのを妨害しようする外部の敵や、彼らによって与えられた否定的な思い込み、そこから生まれた自分自身に対する疑惑という内部の敵によって、いつの間にか「自分はできたとしてもここまで」「ここまでできれば自分には上出来だろう」という限界をひとりで勝手に決めてしまっていませんか?
その限界は正しいもの?
自分の心に注意を払い、自分がやりたいと思うこと、願うことに素直に力を集中してみましょう。
そのガイドとなるのは、「怒り」「偶然」「辱めから自分を守ること」になります。
怒りは行動への招待
怒りについてはアンガーマネジメントトレーナーのまゆみさんがいらっしゃるので、補足していただけると嬉しいのですが、ここではジュリアが言う怒りの効能について説明しますね。
ジュリア曰く、「怒りは心の地図」「怒りは行動への招待」であり、自分の心の輪郭を誠実に教えてくれる友人です。
今回参加してくれている人は怒らないタイプの人が多そうなので、怒りというわかりやすい形ではなく、イラっとしたり、モヤっとしたり、悲しみという形で出てきたりするかもしれませんが、不快な感情があなたを蝕むとき、感情ではなく、感情そのものと同時に、感情が運んでくるメッセージに注目しましょう!
「私の方がもっとうまくやれるのに(なんで認められなかったんだろう)」
と思う時、感情が送っているメッセージは、「素早く確実に行動して自分がやりたいことを実現して!」です
「このアイデアは私の方が先に思いついていたのに(会議の席で話したばかりに盗まれてしまった)」
と思う時は、あなたがそのアイデアを「自分自身で実現したいのなら声を上げるべき!」と告げていて、
「なぜそんなことを言われなきゃならないの?」
という悲しみに見える怒りは「なぜ自分を大切に扱い、自分で自分の尊厳を守らないのか?」というメッセージです。
怒りが伝える「あなたの本当の欲求」を受け取りましょう!
創造性の回復が進むにつれ、怒りが力強く現れてきて「腹立つなー!!」というホットな心理状態になるかもしれませんが、それは感情のエネルギーが回復している証拠なのでOKです😊
今週は恐れずに怒りに向き合い、怒りが教えてくれるメッセージに敬意を払い、受け取りましょう。
シンクロニシティ
あなたの潜在的な力に出会うための2つめのキーが「偶然」です。
ここではシンクロニシティ(意味のある偶然)について取り扱っていきます。
ジュリアはスピリチュアルの言葉で「宇宙から差し伸べられた手」と言いますが、ここで私たちが学ぶことは「願いを叶える素晴らしい偶然」をしっかり受け取ることです。
別な言葉で言うと「チャンス」となりますね。
ジュリア曰く
「人は失敗を恐ると言うが、本当に恐れているのは成功するかもしれないということだ」
「人は神がいないことよりも、いることをはるかに恐れている」。
(…😅)
ジュリアによると、私たちは「こうなってほしい」と願いながら、その願いが本当に叶ってしまうことを恐れています。
だって願いが叶ってしまうと、そこに行動と責任が発生してしまうから!
わたしたちはそのために「まだ早いから」「思ってい段取りと違うから」「想定外だから」などと理由をつけて幸運を受け取らず、チャンスを不意にしながら自分にはなにもないと嘆き、いつかくる成功の夢を見ながら、責任を背負うことを恐れているのです。
これからもそれを続けますか?
やってきた幸運を受け取るために自分を信じる練習をしましょう!
「飛べ!そうすればあなたを受け止めるネットが現れる」(W.H.マレイ)
「あなたができると思うこと、あなたができると信じることをなんなりと始めるが良い。行動はその中に魔法と恩寵を孕んでいる」(ゲーテ)
どうしたらいいかというと、日常を注意深く過ごして小さな幸運を受け取り、自分の魂に関わることと信じて行動すればOKです。
もちろんあなたが思っていなかった願いの叶え方を提案されて驚いたり、怖気付いたりすることもありますが、それでも感謝して受け取りましょう!
受け取ることで、次の扉を開くことができ、扉を開く感覚が掴めると次々と偶然が重なってあっという間に願いが叶ってしまうことが経験できます。
その経験がある人はその時のことを思い出してほしい。
まだそんな幸運にはお目にかかったことがないという人は、これを機会に幸運を受け取る練習を始めてください😊
あなたを辱める批評について
アーティストを志して一番辛いことは、作品や成果を酷評されることです。
当然ですが、私たちのアーティストチャイルドはまだか弱く、繊細な存在なので、意地悪な批評にはひどく傷つきます。
アートというものは「自分を通して人間を表現するもの」ですから、あなたが自分を通して表現する人間というものを「見たくない」「聞きたくない」という人も当然いますし、創造性を育てることを放棄した人は他人の創造性を貶すことで自分を守ろうとしますし、作品というものはそれだけでパワーを持つものですから恐れ慄いて攻撃に転じる人もいます。
何かを作り、発表するということは、そのような人の目にも晒されるということ。
無責任に批評をする人の心境を理解することができても、「恥を知れ、どうしてこんな作品を作れるのか」という批評はやはりアーティストの生命を奪うものです。
私たちは、アーティストチャイルドが「もういい、わたしなんかができるのはこんなものよ」と心を閉ざさないよう守ってあげられるよう、防衛について学ばなければなりません。
「他人にどう思われようと関係ない」「他人の批評なんてどうでもよい」と自分に言い聞かるかわりに、痛んだ自分の心を労わり、愛し、褒める。
「次はどうするのか」と常に考える
アーティストを成長させるための批評と、アーティストを貶め、辱めることを目的に書かれる批評を明確に区別する
アイデアを大きく育てる前にむやみに人前に晒さない
自分自身を具体的に大切にする(素敵な食事をする、古くなったシーツを新しいものに取り替える、花を飾る、快適な靴下を十分用意する)
役に立たない、無責任な批評は「人を見下し、辱める調子で書かれている。内容はあいまいで、自分勝手であり、不正確なところが多い上、型にはまった避難をする」「無責任な批評から学ぶことは何もない」。
アーティストには傷ついた心を癒すための深い内省が、自分自身を信じ、愛して親切にすることが必要です。
自分自身を大切に扱うことが、辱めや意地悪が形作るまやかしの限界を突破していく力になりますよ!
まとめ
第3週は「怒り」や「羞恥」、「願いが叶うかも知れないという恐れ」を乗り越えていきます。
それぞれの感情を誤魔化さずにしっかり味わい、幸運の力をかりながら、自分の限界を遠くへ押し広げていきましょう!
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