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凋叶棕のインスト曲、聴いてる?


凋叶棕ティアオイエツォンと聞くと皆さんどういうイメージ持ってます?


「聴く同人誌」

「思想が強いサークル」

「なんかヤバいことしかしてないらしい」


人伝ひとづてで聞くところだとこんなイメージでしょうか。

このイメージは主にというかほとんどボーカル曲が生み出しています。(ギミックとかもあるけれど)

まあそれもそのはず、凋叶棕のブックレットには、ボーカル曲の歌詞に加えて、はなだひょう氏によるイラストが描かれています。

そして、それらを読むことで世界観に彩りが加えられ、まるで同人誌を読んでいるような感覚に陥るんですね。

中にはブックレット読むと読まないとでは全く印象が変わってしまう曲もあるほど。それだけブックレットが重要な役割を果たしているんです。

↑この曲とか特にそう。普通に聴いてるとしんみりした安らかな曲。でもブックレットを開くと…?

というわけで凋叶棕のボーカル曲はとてもストーリー性が強く、聴いた人達の心に残りやすい。凋叶棕のオススメ曲を聴いたらボーカル曲を挙げる人が大半だと思いますし、実際私もそうします。


だから逆にボーカル曲のインパクトが強すぎてインストの方にフォーカスが当たりにくい傾向にあるのも事実。そこで本題なわけです。


…といってもタイトル通り疑問を投げかけて終わるのはあまりにも無粋なので、ここからは個人的にオススメのインストを紹介していきます。

※以下にリンクを貼っていますが、単に再生ボタンを押すだけですと、途中から始まってしまいますので、メニュー(「...」)からSpotifyを開いてフルで聴くことを推奨します。

それでは、様々なテーマから織り成される二次創作音楽の世界へいってらっしゃい。

1.Insert Coin(s)/「奉」より

インストの中では比較的有名かもしれません。
「原作STG」をモチーフにしたアルバ厶にふさわしい要素が沢山入った曲。コインは沢山持っていきましょう。

2.狂言「九十九星降」/「伝」より

ピアノと和楽で織り成される「幻想浄瑠璃」
凋叶棕のインストの中で唯一音ゲー(グルーヴコースター)に入っている曲でもあります。
生演奏とかあったら一番聴きたい。

3.ALL EVIL MISCHIEF/「彁」より

個人的に一番好み。高速のストリングスがあまりにも気持ち良い。「ネクロファンタジア」という言葉は曲名を超越したナニカだと思っています。

4.新世界の曙/「報」より

最近(といっても2021年)のアルバムからの1曲。まるでテーマパークに来たかのような心地になる。これが収録されているのが「欲望」をテーマにしたアルバムだと考えると、そう感じるのはあながち間違いでは無いのかも。 (アレンジャーの方がそんな事思って作ってないかもしれませんが。)


5.宴会芸「白玉楼御庭幻闘」/「奏」より

最後に、曲名と非常にマッチしているアレンジから1曲。妖夢が剣舞している様子が容易に連想出来る。酔ってノリ気でやってるのか、はたまた無理矢理やらされてるのかは皆さんのご想像にお任せします。






​────── いかがでしょうか。なんとなく幻想的な雰囲気を感じ取れたでしょうか。

凋叶棕を「ヤバいことしてるサークル」とだけ思っていた方、ちょっとだけ認識が変わったりしたんじゃないでしょうか。

これらの曲は全てコンセプトアルバムの中の一曲ですので、より奥深い世界観に浸るためにも、現物を手に取って聴くことを強くオススメします。

これは私の独りよがりではなく、RD氏(凋叶棕主宰)も同じことを何度か話されていますし、凋叶棕のファンの方々も同様のことを思っています。

…とはいいつつも、音楽の楽しみ方というのは人それぞれですし、各種サブスクサービス等で配信されている以上、一つの東方アレンジとして聴くといった楽しみ方でも個人的には全然アリだと思っています。特にインスト曲はそういう意味では手軽に楽しめるかもしれません。


それでは、自分なりの形で数多ある「幻想的音楽ロオタスランド」を探求してみてください。これからも良い旅を。



・追記
現在配信されている凋叶棕インストのプレイリストをまとめてらっしゃる方がおられたので共有致します。掲載許可いただき誠にありがとうございます。

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