一重の私を救ってくれた言葉
一重の私を救ってくれた言葉
メイクアップアーティスト 吉川康雄さんの言葉です。
2020年、私はこの言葉に救われました。
私は重たい一重がコンプレックスでした。
ここ数年で一重もかなり受け入れられるように世の中も変わってきていますが、私は人生のほとんどを二重至上主義の中過ごしてきました。
ぱっちり二重でまつげが長くてくるんとしている。
そんな女の子がかわいいとされていました。
たまに雑誌で紹介される一重メイクは、いかに目を大きく見せるかが最重要ポイントだったり、原色に近い赤とか黄色を使った「こんなんじゃ人に会えない・・・」と思うようなものでした。
それに学生の時は二重至上主義のくせにアイプチなどで疑似二重にしていたら、「あの子アイプチしてるよね」って陰でコソコソ言われるような時代でした。
私も休みの日にアイプチを試してみたものの、びっくりするくらい二重が似合わなくて、「やっぱり私はかわいくなれないんだ」、「やっぱり私はかわいくなりたいと思っちゃいけないんだ」と思いました。
そんな長年のコンプレックスを吹き飛ばしてくれたのが冒頭の吉川さんの言葉です。
こんなにもはっきりと二重至上主義に反論してくれたメイクアップアーティストさんを知ったのは初めてでした。
吉川さんを知る前も「一重は良い」と言ってくれるアーティストさんもいらっしゃいましたが、吉川さんの言葉は本気度が違うように感じられました。
上手く言えないけど、言葉に熱がこもっている感じがしたんです。
吉川さんのことがすごく気になって過去記事を検索して読み漁っていると、長年同じことを言い続けてくれていることが分かりました。
私が見つけられた中で一番古かった記事は2015年のものです。
「こんなに長い間言い続けてくれているから熱を感じられるんだ」と納得。
熱が感じられるから本気で言ってくれていると思える。
本気で言ってくれているから信じられる。
吉川さんに出会って以来、私は一重をひがむことはなくなりました。
また、「二重が良い」、「大きい目が良い」というような記事や投稿を見ても気にすることはなくなったし、そのようなものをわざわざ見ることもなくなりました。
そうしていくと、不思議と「あなたは一重が魅力」と言ってくれる人が増え、自分自身でも一重の私をより好きになっていきました。
正直言えば今でも二重がうらやましくなる時もありますが、それでもすぐに切り替えられるのは、「一重は二重に劣るものではない」とはっきり言ってくれる吉川さんの言葉がお守りになっているからです。
自分らしい美の価値観を持ちたい
そして昨日出たこちらの記事。
この記事を読んで、2015年よりもっと前から吉川さんが「人それぞれに魅力がある」と伝え続けていてくれたことを知りました。
特に印象に残ったのがこちらの言葉。
「どんな時でも自分の絶対的な味方でいたいし、自分なりの『柔軟な美の価値観』を持ちたい。」と強く思いました。
他の人の言葉をお守りにするのももちろん良いけど、自分自身で生み出した価値観を持っていられれば、より強くいられると思うからです。
そうすれば、違う価値観の人と出会っても「私は私。あなたはあなた。」と思え、自分の芯が太くなっていくんだと思います。
結局、内面と外見は繋がってるんですよね。
焦らずに自分のペースで「柔軟な美の価値観」を築いていきます!