薬膳日記23 治法 薬膳を処方する
性質の変化を今日はお勉強します。
調理法によって食材や生薬の性質も変わってきます。
個人個人のその時の体質を弁証して区別したらその人に合う調理法をします。
身体を温める食材と調理法を中心に
メニューを組み立てると体調が整える事ができるでしょう。
生食 ゆでる 焼く・煮る・蒸す 炒める 揚げる
の順に寒涼性から 温熱性へと変化します。
身体に熱がこもっている体質の人や 身体に潤いが足りない体質の方
熱をうむ食材をあまりたくさんとらないようにする
餅やせんべい 唐揚げやとんかつなど 揚げ物には注意が必要です。
同じ豚でも 冷しゃぶにするのととんかつにするのとでは大きく違います。
体調 体質に合わせて食べ物をかえていきたいと思います。
薬膳の処方の仕方
弁証の結果を見て処方する食材や生薬を組み合わせる
この組み合わせを決める原則に
『君臣佐使(くんしんさし)』という法則があります。
このためには中医学を学ぶ必要がありますが
私もあまりわかってないしテキストにもあまりないので
簡単にご紹介します。
主体となる食材や生薬を「君薬(皇帝の薬)」君薬を補助し治療効果を高める食材や生薬を「臣薬(大臣の薬)」と呼びます
君薬とは別の症状を治療したり「君臣」の作用が強すぎる時に
抑えるために使う食材や生薬は「佐薬」といいます。
全体の作用を調和したり効能を病気のある臓腑や経絡に引っ張ってくれる
働きをする食材や生薬を「使薬」と呼びます。
「佐使」は第一線に立つ組織化された 精鋭部隊という意味です。
・・・ちょっと何言ってるかわかりません(笑)
カゼ薬を処方される場合
お腹 喉 熱 などを見て
喉なら喉のせきや痰を鎮める薬(君薬)
頭痛 熱を鎮める薬 (臣薬)
お薬でお腹を痛めないように胃腸薬(使薬)
という事じゃないかと思っています。
薬膳で使う生薬は料理の味を損なわず
作用が穏やかであるものに限定されています
最初は1種類の食材 または少ない食材を組み合わせて
自分の薬膳料理を作ってみましょう。
食材の薬効を無理なく覚える事が出来ると思います。
生薬は大人であれば5g~10g
多めに使って良い生薬なら15g~30gがめやすです。
お子さんなら その半分
ご高齢者の方なら強い薬は先生に相談
量は控えます。
お薬のような内容になってしまいました。
「腎」を強化して(目 口 喉など)を潤すことで
ウイルスから守ってくれる。
やまいも れんこん 柿 ゆりね 松の実 豚 鶏 などを・・・
水分を増やす働きとして
トマト にがうり アスパラ りんご いちじくなど
生きるエネルギーを補う 「気」をプラスの
ピーマン シソ セロリ 小松菜 みかん きんかん
コーヒー ミント エンドウ豆
気持ちを落ち着ける「血」を補う
小麦 ぶどう セロリ ゆりね なつめ
牡蠣 いわし 羊肉 など
「脾胃」強化なしでは メンタルも健康もなりたたない(と思う)
機能を高める
とうもろこし じゃがいも だいこん 人参(普通の)
米 そら豆 鶏肉 あじ 大麦など
これらを基本に
喉や気管支などが気になるのであれば
たけのこ
咳や痰 ストレスなどに効く
菜の花
ストレスに効く
いちご
喉が痛い 口が渇くなどの症状
ストレスにも良い
など 色々やってみましょう。
今回は簡単に言うと「食材を身体に良いものを組み立てて
健康になりましょう」という感じですかね。
書いてる今は寒いので「腎」が大事なんです。
もちろん「脾」「肺」「心」「肝」も大事なので全部
使っていただきたい。だけども少し意識して「腎」に注目してほしいのです。いつも「今は〇なのでこれを食べてください」言いますけども
全部ないと身体に巡らないのです。
気持ちもそうで 実は食べ物から出来ている。
外的なストレスに強くなるのは「気合」ではなくて
ちゃんと身体に巡った大事な栄養なんですね。
そこらへんは薬膳を勉強して良かったです。
まずは 2種類くらいの食材をいつもの調理でやりませんか?
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