
作品に触れる
何かの作品に触れるのはいい。
ついさっきまで頭の中にあったモヤモヤが作品に触れた
事で晴れることが多々ある。
ここでいう作品は、本、ドラマ、映画、演劇のこと。
以前、ドラマ「夕暮れに手を繋ぐ」を観た時、
作品に没頭し、見終わった後に頭の中にあった霧が晴れたような感覚になったことがある。
広瀬すずさん演じる空豆の、純粋で豪快な姿を見て憧れた。
彼女は、周りを巻き込んで振り回してしまうけれど、
その分、周りの人を幸せにさせる。
私もそんな女性になりたいと思った。
1時間もののドラマの良いところは、
少し頭のスイッチを切り替えたいな、
考え事をどっかに放り込みたいなと思った時に、ちょうど良い時間で作品の世界に入れること。
小説だと途中でキリがいいところを見つけないといけないのに対し、1時間もののドラマはきっかり1時間と決まっているから集中もできる。
ずっと作品の中にいるのは疲れてしまうけれど、
息抜きに観るドラマほど救われるものはないんじゃないかと思ったり。
何かで頭の中が支配されている時、ドラマや映画、小説の中に入り込むと作品の中で生きる人々が私にパワーを与えてくれる。
“ご近所さん”みたいな感じ。
友達じゃないけれど、知ってる人。
ちょっと身直にいる人。
そんな彼ら、彼女らに私は救われている。
だから、私は作品に触れ続けたいと思うし、
こうやって作品の良さを伝えていけたらと思う。
映画離れや倍速視聴と言われている現代で、
少しでも作品の世界に入ってみたいなと、思ってくれる人が増えたらいいなと思ってる。
「時間を作って、この作品に触れてみたい。」
そう、思ってくれる人が少しずつ増えたら嬉しい。