Vol.9 吹けばぶっとぶ新宿のおばさん組手奮闘編!
ちょっと課題が増えた約束組手がコレ!
上の動画、さらたまは攻められてはただ、闇雲にばたばたやってる風にしか見えませんが、これは「約束組手」という稽古。互いの自由な攻防戦ではありません。さらたまのディフェンス(防御)の練習なのです。
下の動画(Vol.8でも掲載)も「約束組手」の「受け」ですが、随分違う印象だと思います。
こちは相手が何を出すか(この場合は、相手が、左→右の順番で突いてくるだけの設定)わかっているので、さほど恐怖心はありません。
約束組手というのは、最初に決めごとがありますが、最初の動画は相手の出す技にもいくつかの指定あり。しかも何がでてくるかわからない。最初の30秒は単発。後半の30秒は連打で突きか蹴りか何かの連続。
で、防御だから「受け」るんですが、受けるだけでなく相手の攻撃に一発「返し」を入れるのが今回の稽古の課題です。
受けるときは相手の勢いを利用して自分はなるべく痛くないように受けて、相手にはダメージを与えるように一発見舞うのが返し。
ただし、相手に怪我させてはいけないので、そこはガチではないです。
が、だいたい返そうと思っても、相手のガードのスキを狙うのはマジ難しいのです。
先生が相手をしてくださる場合は、「ゆっくり」「軽く」当ててくれますが、それでも下向いた隙にぶっとばされました!
(最初の動画の23秒あたり)
ダメダメなりに検証したらこりゃユーレカ!
で、そのときのモーメントを写真にキャプチャしてみました。
吹っ飛ばされた動画を見て「あ~れ~ダメじゃん😢」と落ち込んだものの、
何がいけなかったのか、そしてよかったことも動画をキャプチャしてみたらわかった💡
Eureka!(まさにアルキメデスのユウレカ気分!)
画像①でわかるように、手も足も出なかったわけではなく、咄嗟に前蹴り捌こうとはして右手は動いていたんですね。
しかも左手はまだ顔をガードしようとしてます(もう少し高いところでキープするべきですが・・・💦)
しかし、相手の動きに反応して、前蹴りの捌きに身体が動いたてたのは、日ごろの稽古の成果といえます👏👏👏(以前はお地蔵さん状態でしたので)
ちなみに手を差し込んでいくような捌き方は、上の動画で稽古してます。
とても難しいのですがうまくできるようになると、接触が小さく、痛くないので女子に推奨の受け方です。そしで、上手く相手の足首をひっかけてくるんと回すことができたら、相手の次の攻撃を抑えることもできて一石二鳥。
ただ、タイミングと間合いが悪く、自分から蹴りをもらいに行って腕が伸び、 捌ききれなかった。で伸びた蹴り足がお腹に当たって飛ばされました。
もっとぎりぎりまで我慢して、蹴り足の威力が止まったところで捌けばとかった。そでれあれば、私が差した手は相手の足首にするっと接触してるはず。
そのためには重心を下げていくか(後屈立ち)、運足を使って相手の左サイドにすっと動くか(前屈立ち)。
いずれも鼠蹊部をもっと折り畳めるように!
体幹鍛えて!
腹圧で地球と一体になって相手の攻めを柔らかく捌かないと!
でもね。これ・・・頭でわかっても身体はそのようにできない。
たくさん稽古してまずは足腰の土台をつくるところから。
道場メイトと友情も深まる組手稽古
さて、道場のお仲間とは、攻撃役をやったり守備に回ったり楽しく稽古をしています。
入門したての頃は、お互いバチバチ叩くわ、ボコボコに蹴るわで、痛い思いしかなかったのですが、慣れてくると柔らかくしかも機敏で切れがよくなっていくので楽しいです。
組手と方は別物でなく!
そしてこちらの動画は2年前。初めて先生との対人稽古。
約束組手の基本の基本を稽古してさあ、対人でやってみましょう!
今、みるとゆるっ!と思いますが、しかし、目の前に自分よりデカイ男性が構えてたらめちゃこわくて、それだけでお地蔵さんになってしまいます💦
多少でも動けたでけで、よかったよかったというくらい!
さて、入門当初は、組手は型と別物のように思っていたし、知り合いの誰もさらたまが組手など稽古するとは思ってなかったと思います。
でも、組手を避けては空手道にはならないのです。
教わっていくうちに、組手は、型そして、型を分解したその場と移動でやる基本稽古で作り上げた土台(足腰)と武道的な動きがちゃんと使えているかを検証するのものであって、切り離された別物ではないということがだんだんわかってくるのです。
とはいえ、さらたまは、まだまだ基本ができてないので、組手をやると、ただただわちゃわちゃの新宿のおばさん丸出しになることばかり!
稽古を続けていても、なかなか身体は思うように動いてはくれません。
しかし、稽古を続けていると、一歩ずつですが、武道的な動きに近づいていく・・・それを信じて、コツコツやっていきます。
新宿の64歳のおばちゃん、頑張ります!
押忍👊