沖縄の代表食材、ゴーヤの健康効果

皆さん、こんにちは!
SARAスクール「食の資格」担当スタッフです。

突然ですが、皆さんはゴーヤを食べたことはありますか?

ゴーヤは苦いというイメージが強く、
また料理の幅が他の食材と比べて狭いために、
食べたことがない方は結構多いようです。

ですが、このゴーヤにはさまざまな健康効果があるのです。
そこで今回は「ゴーヤの知られざる健康効果」をご紹介したいと思います。

そもそもゴーヤというのは、ウリ科の1年生つる草で、
本州などでは独特の苦みから「ニガウリ」とも呼ばれています。

6~8月頃が旬(屋外栽培の場合)で、
沖縄の代表的な夏野菜として有名ですが、
原産地は東インド、もしくは熱帯アジアといわれています。

日本には江戸時代頃にすでに中国から渡来していたようでで、
沖縄の代表的な食材になったのは、
熱帯原産であるために生育環境が適していたこと、
栄養成分が沖縄の猛暑を乗り切るために欠かせないものであったこと、
この2つが主な背景にあると考えられています。

そして、沖縄は日本の中でも特に長寿が多い県の1つで、
こうした長寿県の秘密には、
ゴーヤが関わっている可能性も示唆されています。

では、ゴーヤにはどのような健康効果があるのでしょうか。

血圧を下げる効果や血糖値を下げる効果があることがわかっています。
また、ゴーヤ1本にレモン3個分に相当する豊富なビタミンCが含まれ、
しかもビタミンCは熱に弱い栄養素なのですが、
なぜかゴーヤに含まれるビタミンCは加熱しても壊れにくいのです。

ビタミンCのような抗酸化物質を含む植物性食品は、
動物性食品と一緒に組み合わせることで、
抗酸化力がさらに高まるという性質がありますので、
ゴーヤを肉と一緒に炒めるゴーヤチャンプルは、
まさに猛暑の沖縄にふさわしい料理といえます。

加えて、ゴーヤにはビタミンB1やβカロテンのほか、
カリウム、リン、鉄分といったミネラルも多く含まれています。
これらの栄養素は夏バテ対策に大いに役立ちます。

夏に特化した食材と思う方も多いと思いますが、
ビタミンやミネラルは季節を問わず必要な栄養素です。

ゴーヤは苦いから食べたくないと、食わず嫌いの人も多いようですが、
中にはその苦味がクセになるという人もたくさんいます。

また、ゴーヤチャンプル以外にも、
最近ではスムージーにも使われ、人気を集めています。
果物などを加えてスムージーにすると苦味が減りますので、
苦そうで食わず嫌いの方は、まずはスムージーに使ってみてくださいね。


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