マットレスは高反発、低反発のどっちがいい?
皆さん、こんにちは!
SARAスクール「趣味の資格」担当スタッフです。
本日は「マットレスの高反発、低反発」についてです。
マットレスを利用するにあたって、
多くの方が底付き感をなくしたいのに加えて、
背中の痛みや腰の痛み、肩こりを緩和させるためだと思います。
しかし、マットレスは体圧分散性に優れていますが、
体に合わないものを使うと体の不調が悪化してしまう場合があります。
マットレスには大きく高反発と低反発があって、
それぞれで特徴が異なりますから、
自分の体や睡眠時の姿勢、目的などに応じて選ぶことが大切です。
高反発マットレスは高い反発力を特徴とし、
体が沈み込まずに跳ね返りが強いものを指します。
その高い反発力によって適度に体圧が分散され、
特定の部位に負荷がかからず、体全体に体重がのるようになります。
体が沈み込まないことから、寝返りを打ちやすく、
加えて良い睡眠姿勢をキープしやすいというメリットもあります。
このような特徴から、特に肩こりや腰痛の人に向いていると言えます。
一方の低反発マットレスは、体が沈み込み、
包まれるような柔らかな寝心地を感じられるのが特徴です。
寝返りを打ちにくい反面、横向き姿勢で安定しやすいので、
何度も寝返りが打つ方や、横向きで寝ることが多い方に向いています。
しかし、同じ姿勢がキープされやすいために、
肩こりや腰痛の原因になってしまう方もおられます。
とはいえ、薄めの低反発マットレスであれば、
沈み込みが小さくなるので、メリットを得ながらも
デメリットを減らすことができる場合があります。
このように、それぞれで特徴が異なりますが、
特徴だけで判断するのは難しいものです。
実際に、腰痛対策として高反発がよいと言われているものの、
低反発の方が効果がある場合も多々あります。
ちなみに、反発性はN(ニュートン)で表されていて、
一般的には100N未満ものが低反発、100以上のものが高反発です。
そしてニュートンの値が小さくなるほど柔らかく、反発力が弱く、
ニュートンの値が大きくなるほど硬く、反発力が強くなります。
高反発においては値が大きいほど良いような感覚を覚えますが、
大きいから良いというわけではありません。
値が大きすぎるとその分硬くなりますので、
マットレスに接する背中やお尻が痛くなりやすいものです。
ですから、初めてマットレスを買おうと考えている方は、
100を基準として、±50くらいの範囲にしておくのが無難です。
高反発、低反発のどちらが体に合うのか分からず、
失敗したくないという場合には、
平均的な100前後のものを選ぶのがおすすめです。
また、厚さはかなり幅広く展開されていますが、
初めは4~8cmくらいにしておくのが良いかと思います。
いずれにしても実際に寝て確かめないと
自分の体に合っているかは分かりませんので、
できれば店舗で試し寝してから購入するようにしましょう。
ちなみに、マットレスを敷布団の下に敷くと、
体圧分散性が弱くなってしまい、
マットレスのメリットを十分に活かせなくなりますので、
敷布団の上に敷いて寝るのがおすすめです。