入眠、良質な睡眠への音楽効果
皆さん、こんにちは!
SARAスクール「心理・カウンセラーの資格」担当スタッフです。
コロナ禍でストレスが溜まっている人が多いと聞きますが、
皆さんはしっかりと良質な睡眠をとれていますか?
睡眠は1日の1/3を占める重要な時間で、
睡眠が良くないとストレスが解消されず、
体の疲れも残ってしまい、心身ともに疲弊した状態が続いてしまいます。
ですから、コロナ禍の今は特に睡眠に対しての高い意識を持ち、
良質な睡眠に向けた取り組みがとても大切なのです。
良質な睡眠に向けた取り組みにはさまざまなものがありますが、
今回は効果が高い「音楽」についてご紹介したいと思います。
睡眠と音楽の関係を調査した実験が世界中で行われていて、
特定の音楽が睡眠の質を高めるという結果がたくさん出ています。
たとえば「Journal of Advanced Nursing」に掲載された、
「Music improves sleep quality in students」によると、
寝る前にクラシック音楽を聴いたグループで86%の人が
睡眠の質が改善したと報告しています(質問票のよる結果)。
ただし、すべての音楽が睡眠の質改善に効果があるわけではありません。
睡眠の質改善に効果があるのは、テンポのゆったりしたもので、
「歌詞がない音楽」もしくは「自然音」が良いとされています。
歌詞がある音楽だと、どうしても歌詞が頭に入ってきてしまい、
歌詞にわずかでも集中して意味などを考え始めるので、
脳がリラックスせず、かえって覚醒してしまう場合があります。
ですから、クラシックをはじめ歌詞のない音楽を聴くようにしましょう。
自然音とは、たとえば川のせせらぎ音、小鳥のさえずり、波の音などです。
このような自然音はリラックスしやすく、
α波(リラックス時に出る脳波)を発生させる音楽として知られています。
自然の中で聞こえてくる音に癒された
という経験を持つ人は多いと思いますが、
これと似たような効果が家にいながらも得ることができます。
寝つきが悪い方は、寝る前に目をつぶりながら音楽を聴いてみてください。
今ではYoutubeで気軽に聞けますし、自然音ならアプリも活用できますよ。