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トラウマの話

トラウマの話。
いい歳したBBAが初体験のトラウマ話してもどーしようもないかもしれないけれど、私のメンヘラが悪化した出来事なんで吐き出しておきたい。
もう20年も前の話だけど、私の中ではたぶん傷として大きく残ってしまっているのも確か。

初体験は19歳。相手は予備校教師。確か、8個か9個くらい上だった。私は元生徒。
予備校に行ってた時は全く興味も無かった相手だった。
卒業してひょんなことからご飯に行くようになった。何度か目のご飯の時に、にわか雨に打たれてしまって、傘を持っていなかった私たちはずぶ濡れになった。私は白いブラウスを来てたから、下着が透けるほど濡れてしまっていた。
20代後半の先生は、車の免許を持ってなくて、もちろん車も持ってなくて、自転車だった。
車があれば、免許を持ってれば、たぶん家まで送り届けてもらってそれで終わりだったんだと思う。でも、先生は自転車で、私はバスで。

「そんな格好でバスに乗せるわけにはいかない」

「何にもしないから、ホテルに入って、服を乾かしてシャワーを浴びて帰ろう」
そう言われて、私は先生と一緒に ラブ ホテルに入った。入る間中、女友達とラブ ホに入っても何にもしなかった時もあるとか、いかに自分が下心が無いかを力説していた。

先生に対して、好きな気持ちがちょっとずつ芽生えてはいた。
でも、正直すごく好きなわけでは無かった。
ただ、私は中学1年から予備校生までずっと片思いしていた人がいて、ホントは同じ大学に通って、叶うことのない不毛な片思いを今後も続ける予定だったけど、お互い二度目の受験に失敗して、志望校には進学出来ず、私は地元に残り、片思いの彼は隣の県の大学に行くことになっていた。
その長年の片思いの彼をもういい加減諦めなければならないと思い始めていた時だった。
それに、ずっとその彼に片思いしていたから、もちろんセック スしたことないし、興味もあるし、20歳前にロスト ヴァージンしたいし、とそんな思いもあって、手を出さないとは言われたけど、まぁ出されてもいっかという思いで私はホテルに入った。

お互いシャワー浴びて服を乾かして。
でも、やっぱり、何にも無いわけなかった。

「いい?」って聞かれて「いいよ」って言った時の先生の目はギラギラとオスの目をしていた。

気持ち良く無かった(笑)痛かったし(笑)
でも、初めてだからって気は遣ってくれてたと思う(もう記憶も曖昧な部分も多い)
初めての朝帰り。
ちょっと浮かれていたのかなと思う。

それから、会うたびに関係を持つようになった。
段々、ご飯にもいかなくなった。
ホテルに呼び出されることがほとんど。
ホテルに入る時も出る時も、他人のフリをするように言われた。5m以上離れるように言われていた。一緒にいる所を誰かに見られなくないという理由だった。予備校の先生だったから、生徒に見られなくないって感じだった。今ならちょっと分かるけど、当時の私はこれにすごく傷ついた。

好きと言われるわけでもなく、付き合おうって話もなく、先生が会いたい時だけホテルに呼び出される関係。

恋愛経験が少ない私は、体の関係があれば彼女にしてもらえると実は思っていた。お恥ずかしい(笑)おこちゃまでしたね(笑)

だから、いつかは先生の彼女になれると思っていた。その時にはもう、私は先生を好きになってしまっていたし。

でも、待てど暮せどそんな日は訪れない。

何度か「ちゃんと付き合って欲しい」と言ったこともある。でも、いつもはぐらかされていた。

段々、会うのがツラいと思うようになった。
苦しい。悲しい。ツラい。
セッ クスした後も、気持ち良くもなく、幸せな気持ちになることもなく、楽しいとも思わず、ただただ虚しさだけが残った。いつも終われば泣きたくなった。別々にホテルを出る虚しさ。

先生にとって私って何なんだろう。

この頃いつも思っていた事。

当時、セフレとかの言葉はあったっけか?!
ちょっと思い出せないけど(笑)
所謂、「セフレ」「都合のいい女」「曖昧な関係」ってやつだ。

このままではダメだと思った。
このままこの人と会い続ければ、私が幸せになることは絶対に無いなと思った。
このままじゃいけない。もう終わりにしなければ。

今日で最後と決めて、ホテルで会った。
何度もヤッて、最後に話を切り出した。

「やっぱり私は先生の彼女にはなれないの?」
「ちゃんと付き合ってはくれないの?」

聞いた。
今思う、聞いた私偉い!(笑)

私と付き合えない理由を先生は3つ話した。

1つ目
歳が離れているから、妹としか思えない

聞いた瞬間、私の頭は真っ白になった。
散々ヤりまくって、妹としか思えないとかあるんだって、衝撃だった。
男の人って妹としか思えなくてもやれるんだと思った。
好きじゃなくてとやれるんだとも思った。
すーっと感情が引いていくのが分かった。

2つ目
自分の年齢的に次に付き合う人とは結婚したいけど、私とは歳が離れているから結婚は考えられない。そうすると、付き合うと必ず別れなきゃならなくなる。別れたら、こんなふうに会えなくなるから付き合えない。

もうこの時点で、「こいつ何言ってんの?!」と怒りさえ覚えた気がする。

3つ目
お前が特別なわけでも唯一なわけでもない。お前みたいな存在は、〇〇にも〇〇にもいる。(都市の名前)

ホント、何言ってんの?と思って。
この人日本語話してるの?と。
その時は、現地妻みたいな人が色んな街にいるんだなって思ったんだけど、今思えば、全国に散らばった教え子の一人に過ぎないのだと言いたかったのかなと思う。
ただの教え子の一人で、私が特別な存在なわけでも、唯一無二な存在なわけでもなく、好きなわけでもなく、ただ近くにいて、ホイホイと呼べば飛んでくる本当に都合の良い便利な女だったんだろう。

この3つの理由を言われて、だいぶ、気持ちが落ち着いて、すーっと引いていくのが分かった。
あーやっぱりこの人から離れよう、そう思った。
別々にホテルから出て、朝日が眩しい中、バスを遠くから見送る先生を見ながら、家まで着く間、バスの中で静かに泣き続けた。
泣くくらいには好きだった。毎日、電話もしてたのにね。好かれてはいなかったんだなぁと。愛されていかなったことに絶望した。
そして、強く心に決めた。絶対にもう二度と連絡しないし、連絡来ても会わないと。

今思うと「クズ野郎!」と頬を叩いてやればよかったとも思う。そうすれば少しはスッキリしたのかも。

それから、たぶん、連絡が来ても無視しつづけた気がする。
正直、その後のことがあんまり記憶がハッキリしていないけど、ただ言えるのは、それ以降関係を持たなくなったということ。

でも、ちょっと男の人が怖くなった。
結局、男の人ってただヤりたいだけなのかと思ってしまうようになった。

やっぱり、付き合おうって話が出る前に体の関係を持ってはいけないなって教訓になった。

はずだったのにね。
それはまた別の話。

そして、初体験ってやっぱり大好きな人とすべきですよね。まぁいっかで済ませるべきではない。
やり直せるならやり直したい。
初めてを絶対先生には捧げない!クズ野郎め!
そんな先生の顔も名前も、正直今はあんまり思い出せないけど(笑)、付き合えない3つの理由は未だに鮮明に覚えている。
この経験が、今の恋愛にもどーしても影響してしまっているような気がして、私はちょっとモヤモヤする。
だいぶ、薄れているけれど、私の恋愛トラウマの話でした。

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