文鳥のヒナを見たことがありますか?
今日は文鳥のヒナが孵ってからどのように大人になっていくかを投稿します。
これから文鳥の雛の写真を載せます。
こちらある意味閲覧注意です。
動物の赤ちゃんや他の鳥の雛を見たことがあれば想像がつくと思いますが、鳥好き以外には少しグロテスクに見える可能性もありますので、ご了承のうえお読みください!(わたしは親しみを込めてエイリアンと呼んでいますご理解ください)
文鳥のヒナが孵るまで
文鳥の発情期は気候のいい春と秋と言われていますが、実際には飼育環境が大幅に良くなっている昨今いつでも発情可能、繁殖可能となっています。
(繁殖を望まない場合のメスの卵問題は命に関わるので深刻でありますが、今日の話題は繁殖を望んで、成功した場合のお話をします。)
オスがメスに求愛のダンスとさえずりでアピールし、メスが尻尾をブーンと振るとokの合図でオスがメスの上に乗ってバタバタと交尾します。
(本当は動画撮ったはずなんですが見つけだせませんでした^^;)
交尾をしてから早くて3日ほどで卵を産みます。産まない場合もあるし、日数がもっとかかる場合もあります。
その間に飼い主はゲージにつぼ巣を取り付け準備します。
これは飼い主様の価値観にもよります。発情期、繁殖に関係なく巣を入れておくこともあるし、繁殖を望んだ段階で巣を入れて慣らしておく場合もあります。
我が家はずっと入れてなかったので、産みそう!ってなったら入れてます。
文鳥は基本警戒心が強く新しいものは怖がる習性があるのですが、つぼ巣は今自分に必要なものだっと本能的に思うのかあまり怖がりませんでした。
体重が普段より3〜4g増えるといよいよ産卵します。毎日、朝から昼にかけて1個。だいたい3〜7個産みます。最初の二日は真剣に温めないこともあります。これは孵る時期を揃えるために同時に温め始めると言われています。
1週間温めて、検卵すると卵に血管が見えたら有精卵。
暗いところでライトを当てるとわかります。
2週間温めて、検卵すると有精卵は白っぽく(薄紫ぽく)なり殻がしっかりしてきます。
うまくいかなかった中止卵は黄色がかった色になるか変化しないままです。
(写真だと左上と真ん中下、右上が有精卵です)
温め始めて約16日くらいで孵ります。(もちろん個体差あり)
ちびっこいエイリアンの爆誕です(笑)
孵ってから巣上げするまで
ヒナが孵ると親鳥が餌をあげ始めます。初日は与えないこともあるようです。
これは飼育本によって書いてあることにバラつきがあったのですが、我が家の場合はあまりあげていませんでした。
しばらくすると猛烈に餌を探して溜め込んでヒナへ与えるようになるので、餌をたくさん入れて粟玉も入れておきます。
5日もすればヒナのご飯ちょーーーだい!!の鳴き声がうるさくなります(笑)
生後1週間の写真。最初と比べるとだいぶ大きくなっています。
生後2週間で目が開いてくると羽根が生えてきてトゲトゲし始めます。
生後17〜20日で巣上げして、人の手で育てるとなつき易くなると言われています。ここまでは親鳥に育ててもらわないと失敗してしまう確率が高いです。
巣上げしてから
ここからは1日5回、飼い主からさし餌をして育てていきます。
プラケースにふごと呼ばれる(写真左の藁の)入れ物を入れ、キッチンペーパーを二重に敷きクッションに数枚ティッシュを入れます。
温度は30度くらいになるようにペットヒーターをつけて湿度が50〜70%になるように濡れたタオルなどを入れて加湿します。
我が家の場合はだいたい朝8時、10時、13時、18時、20時の5回くらいでさし餌を行いました。
フォーミュラというメーカーのパウダーフードをポタージュくらいの固さまで80度くらいのお湯で溶かしてから人肌まで冷まして、専用のシリンジ(スポイト)で餌をあげます。
ここには動画が載せられないのですが、気になった方はページ下のわたしのインスタから探してみてください。
さし餌をするとそのうと呼ばれる胃袋の部分がパンパンになります。
これくらい膨らんだらお腹いっぱいなのでokです。
破裂することはないので欲しがるだけあげて大丈夫です。
生後3週間くらいでこのくらい羽が生えてきます。
羽をバタバタさせたりエイリアンからだんだんかわいい雛になってきます(笑)
まだ足元がおぼつかないしか弱いのでさし餌の時以外はふごの中で過ごさせてあげましょう。
生後1ヶ月〜2ヶ月くらいになるとたくさん動き出すようになるのでさし餌のあと15分くらいは手の上で遊ばせてあげます。これが手乗りにするためには大事な習慣。
大人になってからシードで育てようと思っている場合はパウダーフードに粟玉を混ぜてあげると腹持ちが良くなるので1日3回くらいのさし餌でよくなります。
この時に怖い思いをさせてしまうと人が嫌いになってしまうので、危険がないようにしっかり見てあげて愛情をしっかり伝えてあげましょう。
この子は別の子ですがサイズ感はこんな感じ。
かわいいですよねえ。雛のうちはだいたい手でまったりしてくれるのでとても貴重です。たくさん撫でて可愛がっておきましょう。
1ヶ月過ぎたくらいから粟穂をいう上の写真のようなエサを入れておくことで一人餌の練習を始めます。(ペレットで育てる場合はペレットをばらまく)
さし餌はこの頃には1日2、3回になってくるので自分で餌をつついて食べられるようになるために環境を整えます。
このくらいがペットショップで売ってる雛の大きさになるので参考にしてみてください。
早い子はこのころから水浴びも始めます。
最初は浅いお皿に少しだけ水を張って飼い主が指でぱちゃぱちゃと遊んでみせます。先輩がいると見よう見まねでしてみるのですが、最初の子だと浴び始めるまでに時間がかかるかもしれません。
でも本能的にやりたいみたいで、気づくとやり始めるので心配は要りません。
元々水浴びが好きじゃない性格の子もいるので、やりたがるようならやらせてあげる、くらいでいいと思います。
生後2ヶ月〜
2ヶ月を迎えるくらいにはプラケースを卒業して普通のバードケージに移行します。最初は昼間だけケージに慣れさせて、夜はプラケースのふごに寝かせるのが安心です。バードゲージに移ってからは温度は28度くらいに保ちましょう。
この頃から換羽と言って羽の生え変わりが始まります。
写真でも頭がはげていますね(笑)羽軸と呼ばれる羽の付け根が見えてきます。
雛の羽から大人の羽に変わることでカラーの変わる子がいます。
だんだんくちばしの色も赤に近づいて止まり木にも上手に止まれるようになります。
だいぶ色が変わってきました。
くちばしも赤くなり始めだいぶ大人カラーになりました。
換羽中の注意
雛のうちは手の中で寝たり撫でさせてくれたりとてもかわいいのですが、換羽が始まると触られるのを嫌がったり飛び回りたくて仕方なくなってなかなかじっとしててくれません。
いろんなことに興味津々なので耳たぶを噛んだりささくれを剥こうとしたり結構やんちゃになります。
人間でいう幼稚園小学校くらいのイメージです(笑)
この時は怒ったりせず優しく付き合ってあげましょう。
それがその後の関係を左右しますからね。
そして羽の生え変わりはとても体力を使うので、しっかり保温と栄養をあげて乗り切ってもらうサポートも忘れずに。
文鳥は年々賢くなると言われていて1歳を過ぎるとだいたい落ち着きます。
また手で餅になってくれたり触らせてくれたりするのでそれまで待ちましょう。
以上長くなりましたが、文鳥の雛が大人になるまででした。
わたしのインスタではたくさんの文鳥ライフを紹介しておりますので、興味が湧いた方はぜひ遊びにきてくださいね♪